【d!】社畜と異世界人 (ページ22)

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「本屋が気になるんですか？」

コネシマさんは「おん、俺本読むの好きやねん」と言いながら本屋に入って行く。

漫画コーナーかなと思い付いていくと、意外にも小説コーナーに向かうので驚いた。

「コネシマさん、小説とか読むんですね」

「意外やと思ったやろ」とケラケラ笑うコネシマさん。
図星を突かれた、何故ばれた。
ひょっとして顔に出ていたのだろうか。

コネシマさんは小説コーナーで本を吟味し始めたので、「コネシマさん、ここで待っていてもらう事って出来ますか？」と聞いてみる。

kn「気になる本あるし、Aゆっくり買い物してきてくれてええで」

「すみません」と言い、コネシマさんには申し訳ないが暫く、本屋で待っていてもらう事にした。

zm「シッマあとでな！」

ut「迷子にならんときや」

コネシマさんは「それはお前じゃい！」と鬱さんを腕で小突いていた。

一度コネシマさんと別れ、ゾムさんと鬱さんを連れて衣料売場に向かう。

歩きながら私は「コネシマさんが本好きって意外ですね」と思わずぽつりと独り言をもらす。

ut「シッマは普段うるさい奴やけど、読書家やし顔面偏差値114514なんやで」

zm「シッマ以上のイケメンがおったら見てみたいわ」

ゾムさんと、鬱さんは誇らしげに頷く。
ちなみに顔面偏差値114514って何ですか。

「ゾムさんと鬱さんも、格好いいと思いますけどね」と言うと、2人は顔をトマトみたいに真っ赤に染めたのであった。