come into flower～Eustoma～vol.3 (ページ19)

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あっという間の出来事ページ19

エレベーターに3人で乗ると

テギョンさんとミンジュンさん、

本当大きくて落ち着かない。

車の中で

ジュノには連絡済みで、

"「車に乗ったよ」←"

って送ると

"→「シャワー浴びてくる」"って返事が来てた。

それから返事がないから、

きっとシャワー中かな？

一瞬携帯を確認して、

またポケットに入れた。

エレベーターは上に上がり

あるフロアで止まって、

テギョンさんが

閉まらないようにドアを押さえてくれた。

「ありがとうございます」

「いえいえ」

フラ〜っとミンジュンさんが出て、

私も降りて

ジェルトルマンテギョンさんも降りた。

私は

他のメンバーさんにもお礼を渡したいことを思い出して、

少し先を歩くミンジュンさんを呼び止めた。

良かったらみんなに渡して欲しいと伝えると、

ミンジュンさんが

マンションに入るなり

「ウヨンァ〜」と

手前の部屋をノックした。

阻止しようとしたけど間に合わず、

こんな時間なのに

何故ジュノにお願いしなかったのか後悔。。

「まあ・・・贈り物は本人から直接貰ったほうが、嬉しいかな？(笑)」

テギョンさんは、私の肩に

ポンと手を置くから

身体がビクつく。

それに気づいたのか

テギョンさんは

すぐに手を離した。

テギョンさんの行動は

イレギュラー。

衝撃強。

落ち着かずにいると

ノックした部屋から

ウヨンさんが出て来た。

「ウヨンのは？」

ミンジュンさん、

グイっと近づいて言うから

咄嗟に袋を一つ渡す。

一瞬の出来事で、

とりあえずウヨンさんに

手を合わせて謝罪した。

ウヨンさんは

さらっと笑ってて、

特に気にしてなさそうだけど、

やっぱこんな夜更けに申し訳なくて、

直接謝ろうと思ってると、

ジュノが

部屋からちょこっと顔を出した。

手を振る私。

ﾃｷﾞｮﾝ「じゃあ、お疲れ様。贈り物ありがとう。」

その声に私はまたビクついて、

でもテギョンさんは

私の横をすり抜けるように通って

歩き出した。

「お、お疲れ様でした」

テギョンさんの背中は、

振り返ることはなさそうだった。

「あれ、ミンジュンヒョンも一緒だった？」

「いや、ミンジュンさんとはまたまたエントランスで会ってね、」

私の横に並んだジュノ。

「意外と軽いな」って、

スッと私の手から

荷物を持ってくれた。

触れたジュノの手は、

ちょっと温かい。

その

ジュノの手、

やっぱり落ち着く。