【ツイステ×手下】先輩ヴィランは彼らに紛れる【２冊目】 (ページ8)

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20-1：「in stock now ‼︎」ページ8

ラギ「A、これから購買行くけどアンタも来るっスか？」
『うん、行くよ。僕もちょうど鏡が欲しかったんだ』

先日、僕の部屋でユウの怒りをかったグリムが投げ飛ばされ、鏡にぶつかって割れたのだ。

ラギ「鏡ってお上品だな〜」
『僕の部屋唯一の鏡なの』

喋りながら購買部まで行き、店内に入ると各々お目当てのものを探し出す。

ラギ「ん〜っと、どれにするっスかね〜」

ラギーが商品を物色している合間にAも鏡を探す。

『サムさん。何か手頃な鏡ありますか？小さ過ぎず大き過ぎないこんな感じの…』

ジェスチャーで欲しい鏡のサイズをサムに伝える。サムは見当がついたのか、IN STOCK NOW！と叫んでマジックのトランプの様に数枚の鏡をカウンターに並べた。

サム「どれがお好みかな？」

並べられた鏡はどれも新品でシンプルな鏡もあれば飾りが付いた豪華な鏡まで様々。

サム「これなんてどうだい？壁にだって掛けられるし机にも置ける」
『便利ですね』
サム「これは鏡面が花の形をしているから飾っているだけでおしゃれだよ」
『可愛いですね』
サム「これは縁が額縁のようなデザインだから小鬼ちゃんの寮に合うんじゃないかい？」
『確かに絵画がいっぱい飾ってあります』

並べた鏡をひとつひとつプレゼンしてくれるサムに簡単に相槌を打つA。なかなか決めてくれないAに困るサムだが、何か閃いたように手を打つ。

サム「おっと、そうだった！最近良い物が入荷したんだった！」
『？』

サムは店の奥へと消えていき、カウンターに並べた鏡と同じようなサイズの鏡を一枚持って帰ってきた。