27-1:再会、エイリアン ページ31
※「Lost in the Book with Stitch」のネタバレを含みます。
・・・
あらすじ:本に引きづり込まれて謎の無人島にきた。
フロ「な〜みんな〜。虫はいねぇけど、なんか犬みてえなのがいる〜」
フロイドの声に茂みを掻き分けて行くとそこには信じられない光景があった。
「「……」」
二人は絶句した。本を開いて未知の島にやってきたまでは、なんとか消化できた。しかし、目の前に現れたここにいる筈のないキュートなエイリアンには開いた口が塞がらない。
「「スティッ…」」
二人してエイリアンの名前を口に史そうになったが、なんとか手で抑える。
グリム「ん?ユウとA、どうしたんだ?二人とも口を抑えて」
同じポーズをとる二人の子分をおかしく思った親分が疑問を投げかける。
ユウ「い、いや。なんでも…」
『こ、こういう状況は誰でも驚くよね、うん…』
グリム「珍しくAがまともなこと言ってるんだゾ」
明らかに様子はおかしいが、決して白状しないというのを察したグリムは、大人しく見てみぬフリをすることにした。
そんなグリムに安心しながら、Aはこっそりと口を開く。
『……僕さ、顔見知りなんだけど、どんな反応すれば正解かな』
ユウ「え“」
冷や汗を流しながら尋ねてくるAの姿に「流石のA様でも、この状況は対処しきれないんだな」と、ユウは心のどこかで安心した。
ユウ「……スティッチは賢いですから、覚えてる可能性は十分にありますね。ちなみにどれくらいの顔見知りで?」
『スティッチとフラダンスを練習した仲』
ユウ「どういう経緯で?」
予想していなかった発言に、ツッコまざるを得なかった。
『話せば長いんだけど……簡単に言えば、ヴィラン側についてるスティッチのいとこと知り合いでさ』
とても夢の国な話を聞いて状況が状況でなければ、根掘り葉掘り聞きたいところである。
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作者名:いす | 作成日時:2022年2月7日 18時