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『……ごめんなさい、っ、嘘、付いて、』
JK「…いいよ。
っていうか、クッキってもっと早く言ってよ。
あんな状況で知るとは思わなかった。」
今まで当たり前に感じていたジョングクの温もりが、ひどく恋しかった。
それほどに、彼が好きでたまらなかった。
幸せになって、なんて。
その相手が私であれば、と願ってしまった。
JK「……ありがとう。」
『……ごめんね。』
JK「いいよ、もう謝らないで。
…俺こそ、いつも助けられてた。
いつか、会ったら言おうと思ってたんだ。
貴方のお陰で、今の自分があるって。
Aは、昔から俺にとってなくてはならない存在だったみたい。
もしかしたら恋してたのかもね、気付かないうちに。」
私の目を見つめて、涙を掬い取って微笑んだ。
綺麗な笑顔だと思った。
あの日、シャッターに収めた瞬間よりも
ジョングクが綺麗で見とれた。
JK「…何?」
『……う、うん。……綺麗だなって。』
JK「……恥ずかしい。ねぇ、A。
お願いがある。」
いつものジョングクが告げた。
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作者名:時間 | 作成日時:2021年4月28日 16時