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JK「Aの生まれ育ったところ、いつか行きたいな。」
『ほんと田舎だよ?観光しても楽しくないかも。』
JK「観光じゃなくて、Aが見た景色を俺も見たい。」
『いつか、行こう。…多分無理だけど。
二人で外出は出来ないもんね。』
JK「…ごめんね、いつも。」
『ううん、幸せだから良いの。
でも、いつか機会がやって来たら、
私の秘密の景色をジョングクに見せてあげるね。』
JK「秘密の景色?どんなの?」
『秘密って言っても大したことないよ笑。』
瞼に焼き付いた笑顔のAが
俺を優しく見て言ったんだ。
『…冬の季節しか見れないけどね、
粉雪が、とっても綺麗なの。』
韓国の冬は寒い。
彼女の地元はもっと寒いそうだ。
雪が泳いでいるみたいに舞うと言っていた。
粉雪となって、今すぐ君の前に舞えたら良いのに。
"誰かと見たら、寒くなくなるの。
それどころか、綺麗って思える。"
俺が今、舞う粉雪を綺麗と思うのは。
JK「……みつけた。」
最愛の君が、居るから。
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作者名:時間 | 作成日時:2021年4月28日 16時