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JK「……クッキ、だったんだ、Aがっ。」
その文字に、どうして気付かなかったんだろう。
名前も顔も知らないから、いつも文字に想いを寄せていた。
納得が行った。
隣に居て、安心したのは
俺が大好きなあの人だったからか。
「……全部グッズあったぞ。
お前、愛されてたんだな、アイドルとして。」
涙が止まらなかった。止められなかった。
"嫌いってわけじゃない。"
何だよ、そんなの。ずるいじゃんか。
また好きが募って、今すぐ会いたくなって、
抱き締めて嫌そうな顔をされても良いから。
ありがとう、って、俺は言わなくちゃ。
だけど俺は嫌だよって、
Aだから隣に居たいって思えるんだよって、
だって、君は伝えてくれたのに。
俺は、まだ言えてないよ。
JK「……家には居なかったんだよね。」
「…あぁ。」
JK「…俺、会いたい、Aに。」
YG「……どういうことか分かってんのか?」
知ってる。
その行為が取り返しのつかないことだとしても。
Aを失うのが、いちばん嫌だ。
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作者名:時間 | 作成日時:2021年4月28日 16時