俺の彼女はアイドル嫌い【JK】 (ページ12)

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『あ、う、うん…と、取ってくるね。』

JK「俺隠れとくね。」

ジョングクの居る前でまさかアルバムが届くとは。

『お、お疲れさまです…。』

「サインお願いします。
こちら、二箱ございますが重いので気を付けてくださいね～。」

『はい、ありがとうございます…。』

商品名を読み上げられないだけマシだった。
今回頼んだのは、バンタンの新アルバムとBT21のグッズがわんさか。

…そろそろ押し入れに仕舞うのも危ない量になってきたな。だけど買ってしまう。可愛いから。

JK「いっぱい来てるね。運ぶの手伝うよ。」

『いいいい、いい！大丈夫！
ジョングクはリビングで休んでて！！！』

JK「えー、でも重いでしょ？」

『大丈夫だから！！！』

JK「何頼んだの？」

『い、色々、かな…？』

JK「手震えてるじゃん、やっぱ持つ。」

ダメです。
持たれたら何が入っているのか見られてバレる。

意地でもアミなのは隠し通さないと！

『……じ、ジョングク。』

ええい、仕方がない。
どうやっても食い止めるのはこれしか思い付かない。

段ボールから目を逸らさせるには。

私の、顔だけ見れば良い。
ハグしても、目線までは防げない。

だから。

人生初の、キスを
ジョングクに捧げます。