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最近、みんながああやって話をする機会が増えてきた


わたしはいつもイヤホンをつけているから何を話しているかは分からないけれど、きっとあの記事の事




記事が出てすぐ、ジョングクくんが慌てて帰ってきて


「ごめんっ」


そう下唇をぎゅっと噛んでいた


「謝るのはわたしだよ。迷惑かけてごめんなさい」


その言葉にジョングクくんは、切れてしまうんじゃないかってくらい下唇を噛んだ





あれからずっと、ジョングクくんは元気がない


わたしのせいだ


家政婦なんだから、仕事だけして帰ればよかったのに


純粋にジョングクくんに手を引かれたのがうれしくて、練習を見れたのがうれしくて


浮かれてしまっていた。




JK「Aぬな」


「ん?」



トントンと肩を叩かれてイヤホンを外す




JK「明日から中国だ」


「そうだね。一生懸命練習したものね。頑張ってね!!」



明日から数日、みんなコンサートで家をあける

わたしはまた一人、留守番かぁ




JK「ぬな」


「、、ん?」



やけに悲しそうに、うっすらと目に涙を浮かべて


思わず息をのんで、そっと顔を覗き込む




JK「抱きしめていい?」


「へ?!」


JK「しばらく会えないから、、お願い」


「うん、、」




ジョングクくんは、優しくわたしの手を引いて

でも強くぎゅぅっと抱きしめた




記事にも書いてあったけど

ジョングクくん痩せたなぁ



抱きしめられた体が、筋肉だけじゃなく少し骨もあたる





わたし、知らぬ間に彼を苦しめていたんだろうか



わたし、、、このままでいいのだろうか





ジョングクくんの胸の中で、いろいろなことが頭をよぎった







JK「もうすこしだけ、このままでいて」









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・・58→←・・56 - JK -



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作者名:な む | 作成日時:2019年1月14日 23時

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