# 家政婦ちゃん２ (ページ17)

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「なんだよ、眩しいな」

先輩はわたしの手を掴みながら、眼を細め車の方を見る

その隙に思い切り腕を振り払う

「あっ」

必死で車の方に走る

その車の人がどんな人かもわからないけれど、この先輩よりはいい人っ

「Aちゃん！」

「気安く名前を呼ぶな」

「・・え」

「はぁ？」

聞き覚えのある

懐かしい声

ライトをじっと見てしまったから、目の前の人が誰なのか

「Aぬな、大丈夫？」

ぼんやりと、うっすらと

慣れた目に入りこんできたのはやっぱり、、

「ジョングクくん、、なんで」

JK「メールしたでしょ？迎えにいくって」

「そうだけど、でも」

JK「とりあえず乗って」

ライトの向こうで何か言いながら暴れている先輩を無視して、わたしは言われるがまま助手席に乗り込んだ

JK「ぬなん家どこ」

「あ、」

「ナビに住所入れて」と言われるがまま住所をいれる

ジョングクくん一人できたらしく、後ろには誰も乗っていない

「ジョングクくん、運転できたんだ」

JK「うん。こう見えてもうまいよ」

まだわたし、知らないことがあったんだ

長くみんなと過ごしたような気がして

でもやっぱり知らない事ばかりだったんだ

JK「ぬな、」

「・・はい」

JK「ちゃんと話しよう」

「うん」

何を言われるんだろう

数日ぶりのジョングクくんは

なんだか大分、大人になっていて

わたしの知らない彼がいて

膝の上でぎゅっと拳を握りしめた

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