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「…Aです。」


そう答えると、その男性は安心した表情を見せる。


?「俺は皆からはマサイって呼ばれてる。」


「マサイさん…?」


マサイ「うん。」


コクッと頷いて、優しく笑う。


さっきまで不安しかなかったが、その表情に少し気持ちが落ち着いた。


マサイ「じゃあ、Aさん、えっと…(?「おーい、マサイー?」)…あ……」


落ち着き始めていたのもつかの間、また恐怖に襲われる。


マサイ「大丈夫、俺の友達。皆良いやつだから。」


…皆……ということは何人かいるのか…


マサイ「…色々聞きたいんだけど、あいつらにも話さなきゃなんないし…一緒に来てくれないかな。」


話したいのは山々だが、やはり不安や緊張が大きくて、また声が出なくなってしまう。


でも、この人の友達なら大丈夫かもしれない。


私はマサイさんを見て頷く。


マサイ「よし、じゃ、こっち。」


マサイさんについて部屋を出ると、男性が3人立っていた。


私はマサイさんの後ろに少し隠れるようにして立つ。


完全に見た目だが、悪い人には見えず、むしろ良い人そうに見えた。


私を見て、その3人の男性は目を丸くする。


?「えぇ!?どうしたのその子!?」


体の大きな男性が驚いた表情でマサイさんに問う。


マサイ「それがよく分かんねぇんだよ。」


?「はぁ?分かんねぇってどういうことだよ。」


ちょっと背が低めな男性が、怒った様子はなくそう言った。


2人の男性はマサイさんと話を始め、もう1人の男性は私を見つめる。


?「…名前聞いてもいい?」


私に目線を合わせて、そう言った。


「…A…です……」


?「Aちゃんね。俺はモトキ。ごめんね、騒がしくて。」


「いえ…」


モトキさん。優しそうな人だ。


?「あー!おい!お前何先に仲良くなってんだよ!」


そう言って、私の前に立つ。


?「俺はシルクロード。シルクでいいよ。」


?「俺はンダホ!よろしくね。」


シルクさんに、ンダホさん。この人達も良い人そうだ。


マサイ「…な、大丈夫だったろ?」


マサイさんは私の隣に来て、そう笑う。


「はい…」


まだ少し緊張はあるが、優しい人達で安心した。

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マサイ愛 - 更新頑張ってください!(*^▽^*) (2020年1月30日 20時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» すいません。更新ふぁいとです! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - とびじゃす#さん» 大丈夫ですよ!いつもコメントありがとうございます!これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» あ、すいません。もうしません。ほんまにすいません。 (2018年9月26日 23時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ - もちきなこさん» はい!じゃあもう一度見返しときます!笑笑 (2018年9月26日 20時) (レス) id: df38677796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちきなこ | 作成日時:2018年8月17日 12時

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