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寝室に入った俺は、あまりビビらせないようにドアを静かに閉めた。
女性の前にしゃがんで目線を合わせる。
さっきはよく見ていなかったが、綺麗な人だ。
何があったのかわからないが、髪が少し乱れている。
……めちゃくちゃ怖がられてんじゃん、俺…
とりあえず落ち着いてもらおうと、声をかけてみるが、返事はない。
話が聞きたい所だが、まだ無理だろう。
床に座わったままなのも良くないだろうと思い、「立てる?」となるべく自然に言った。
頑張って立とうとしているが、腰を抜かしてしまったのか、立てないようだった。
初対面でこんなことをするのは申し訳ないが、こればっかりは仕方ない、と自分に言い聞かせて、優しくその女性を抱き上げる。
…軽いな。
近くの椅子に座わらせて、顔を見てみると、心なしか少し表情が和らいだ気がした。
「…いきなりで悪いんだけど…どうしてここに…?」
さりげなくタメ口になってしまったことに言ってから気づき、心配になりながら答えを待つ。
貴「…分かりません………」
……分からない……?
震えた声でそう言ったその女性は、不安そうな表情をしている。
その様子から、一切嘘は感じられなかった。
貴「……すみません……」
と、なぜか謝られてしまう。
わからないことだらけだったが、何か事情があるんだろうと、今はそれで落ち着かせておいた。
「…えっと…名前は?」
名前まで分からないと言われたらどうしようかと思ったが、今度ははっきりと答えてくれた。
貴「…Aです。」
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マサイ愛 - 更新頑張ってください!(*^▽^*) (2020年1月30日 20時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» すいません。更新ふぁいとです! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
もちきなこ - とびじゃす#さん» 大丈夫ですよ!いつもコメントありがとうございます!これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 0ae4718a03 (このIDを非表示/違反報告)
とびじゃす#(プロフ) - もちきなこさん» あ、すいません。もうしません。ほんまにすいません。 (2018年9月26日 23時) (レス) id: 7955539d5f (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ - もちきなこさん» はい!じゃあもう一度見返しときます!笑笑 (2018年9月26日 20時) (レス) id: df38677796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちきなこ | 作成日時:2018年8月17日 12時