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ロイロはエイムの背中に両手を当て、エイムを外へ放り出すイメージを浮かべる
ﾛｲ「エイム、強く生きろ」
ロイロはエイムの体を扉に向けて強く突き飛ばす
エイムの体は扉をすり抜けて姿を消す
暗闇の中、影の中で、ロイロは孤独となった
ﾛｲ「これで、終わる」
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scene22［癒えぬ傷跡に］
ｱﾏ「能力を飛ばすってどうやるの？」
ﾓｴｷﾞ「何て言うんだろう、イメージを浮かべて、能力を発動させるような感じ」
ｱﾏ「俺に出来るのかな」
ｼｵﾝ「大丈夫大丈夫、出来るよ」
ｼﾝｸ「とりあえず準備は出来たけど」
ｼｵﾝ「ありがとう！じゃあ始めよう」
ﾓｴｷﾞ「アマ頑張って」
ｱﾏ「よし、」
アマイロはロイロの傍で目を閉じ、ロイロの中に雨を降らすイメージを浮かべる
しばらくの間何も起きない
次第にアマイロの体が震え始める
体に力が入り、呼吸が乱れる
ﾅﾃﾞ「アマ〜、もう少し力抜いて〜」
ｼﾝｸ「これ、タオルケット」
ﾅﾃﾞ「ありがとう」
ナデシコはアマイロの体をタオルケットで包み込み、自分の腕の中に収める
ｼｵﾝ「アマ、もう少しだよ、もう少しだから」
シオンはアマイロの両手を握り優しく話す
ｼｵﾝ「アンズ、準備しておいて」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
scene23［雨が降り注げば］
ﾛｲ「こんな空間で、エイムは1人だった」
ロイロはただそこに佇む
どれくらい時が経ったのか分からないが、気づくと雨が降っていた
ﾛｲ「何で、雨が、」
ロイロは目を閉じ顔を上に向ける
降り注ぐ雨が、ロイロの心に流れていく
冷たく、優しい雨
ロイロは泣いている、涙を流さず泣いている
ﾛｲ「まだ、生きたい...っ、」
ロイロが本音を零すと、雨が止み、闇が晴れた
先程迄真っ暗だった世界は、眩しいほど明るく、上には虹がかかっている
視線を下に落とすと、目の前には光り輝く鍵があった
ﾛｲ「鍵、」
鍵を手に取ると、それは温かく、重かった
ﾛｲ「俺、良いのかな、戻っても」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
scene24［影と光］
ロイロの体をアンズが抱き締めている
2人は光で包まれ、アンズの光とロイロの黒い靄がぶつかっている様子である
ﾓｴｷﾞ「戻ってきてよ、守ってくれるんでしょ」
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りゅう(プロフ) - いちごみかん。さん» いちごみかん。さん、コメントありがとうございます。こちらの不手際で検索しても出てこない仕様になっておりました。お手数お掛けしてしまいすみませんでした。新たにリンクを追加しましたので、そちらから飛んでいただければ幸いです。これからも本作をお願いします！ (2021年3月2日 1時) (
レス) id: 48296220b5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみかん。(プロフ) - コメントすみません！Twitterの方の完全版の方を読みたいのですが作者様の垢が出てきません、、、（汗） (2021年3月2日 0時) (レス) id: bb0523e0f7 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - ありがとうございます！とても好きな作品なので嬉しいです！ (2021年3月1日 22時) (レス) id: 0c7b59b9d2 (このIDを非表示/違反報告)
りゅう(プロフ) - みこさん» みこさん、コメントありがとうございます。只今パスワードを解除し、全体に向けて公開をさせて頂きました。お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2021年3月1日 21時) (レス) id: 48296220b5 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - パスワードを教えていただけないでしょうか？ (2021年2月28日 22時) (レス) id: 0c7b59b9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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