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scene27［何も変わることなく誓う］
ﾛｲ「お前、重いっ笑」
ｼｵﾝ「ロイにベッタリじゃん」
ﾅﾃﾞ「俺のところに来てもいいんだよ？」
ﾂｷﾊ「ナデくんは僕より小さいから、潰しちゃいそう」
ﾅﾃﾞ「おい！そんなに脆くないわ！」
ｱﾝｽﾞ「ツキハずるいで！ロイは俺のもんやのに！」
ﾛｲ「違ぇよ、お前のものでもないから笑」
ﾓｴｷﾞ「良かった、ツキハがこっちを選んでくれて」
ｷﾊﾀﾞ「迷わず駒になることを選ぶとは思わなかったけど」
ﾓｴｷﾞ「随分とロイに懐いてるようだし」
ｷﾊﾀﾞ「ロイは性格的に嘘つけない奴だからなぁ、あとアマも」
ﾓｴｷﾞ「確かに笑」
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scene28［届かない声に残る］
アマイロとシンクは2人で空を見上げている
ｱﾏ「あの子たちは、良かったと思う？」
ｼﾝｸ「それは鈴蘭？それとも百合？」
ｱﾏ「両方」
ｼﾝｸ「鈴蘭は、全員がよかったわけではないと思う。もしかしたら百合にも、本当は助かりたかった子たちが居たかもしれない」
ｱﾏ「俺らは間違ってた？」
ｼﾝｸ「どうしたの、珍しくネガティブじゃん」
ｱﾏ「気分」
ｼﾝｸ「そう。.....俺らも、結局あの職員達と同じだと思うよ。俺らを実験台にしたあいつらと。だから償っていかなきゃ、末代までたたられるよ」
ｱﾏ「怖い怖い」
ｼﾝｸ「いいんじゃない、この間ツキハに言われた通り、俺ら2人で背負えばさ」
ｱﾏ「ツキハには嘘つけない」
ｼﾝｸ「アマは誰にでも嘘つけない正直な性格じゃん」
ｱﾏ「言われてみればそうかもしれない」
ｼﾝｸ「あの子たちの変わりにじゃないけど、闇に葬り去られた真実は見つけ出そう。守らなきゃいけないからね。それに、俺が燃やしたらアマが消してくれるでしょ」
ｱﾏ「まぁまぁ、やるときはやりますよ」
ﾅﾃﾞ「アマ〜〜！！シンク〜〜！！鬼ごっこ参加しない〜〜？？」
ｱﾏ「元気なやつに呼ばれてるわ」
ｼﾝｸ「いこうか」
ｱﾏ「今行く！！」
囚われていた百合と鈴蘭の花は、大きく咲き誇っている
diverは9人となって、青空の下、再び走り出す
第3話 囚われた鈴蘭 ーFinー
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