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scene1［ゆらりゆれる］
ｼｵﾝ「アマ、シンク、今回の件は抜けてもいい。2人の判断に任せるよ」
ﾓｴｷﾞ「そうだね、この件に直接関わらなくても、他にできることはあるから」
diverは王邸の長い廊下で話している
歩きながら、彼らは神妙な面持ちだった
ｱﾏ「いや、やるよ」
ｼﾝｸ「と言うか、俺らが居た方がいいでしょ。能力者製造実験のこと、俺らが1番詳しいから。」
ｷﾊﾀﾞ「無理はするなよ」
ﾛｲ「2人が能力者製造に詳しいってどういうことっすか」
ｼﾝｸ「ロイには話してなかったね、俺とアマは人工的に創り出された能力者。実験施設で、創り出されたんだ。だから今回の件、俺らが参加した方が早く進むでしょ。俺らの経験が役に立つと思う」
ﾛｲ「そうだったんですね」
ｱﾏ「別に今更、何かフラッシュバックするような事も無いし」
ｼﾝｸ「そうだね、恐怖よりも怒りの方が大きい」
ﾓｴｷﾞ「2人がそう言うなら、参加してくれた方がありがたいけど」
ｼｵﾝ「今回潰す施設、2人が居たところと近いんでしょ？」
ｱﾏ「あぁ、そうかも。確かに近いね」
ﾅﾃﾞ「繋がりとかあるかもしれないね」
ｼﾝｸ「そうなったら逆にラッキーでしょ。全部潰せるんだし」
ｱﾏ「潰せばいいじゃん。そこにいる子ども達を救い出して、職員ごと潰せば」
ﾓｴｷﾞ「.....そう、だね」
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scene2［光ひとつ］
ﾛｲ「アマくん、」
ｱﾏ「どうした？まだ起きてたの」
ﾛｲ「アマくんこそ、珍しいですよね、こんな時間まで起きてるなんて」
ｱﾏ「気分？」
アマイロとロイロは夜遅く、リビングで遭遇した
ﾛｲ「さっきシンクさんも外に居ました」
ｱﾏ「部屋には戻ってなかったから、そっちに行ったんだろうね」
ﾛｲ「何を隠してるんですか」
ｱﾏ「何を？」
ﾛｲ「隠してますよね」
ｱﾏ「さあね、どうだろう」
ﾛｲ「別に、俺じゃなくてもいいんで、誰かには相談してくださいよ」
ｱﾏ「考えておくよ」
アマイロはリビングから出る
ｱﾏ「びっくりした、居るなら入れよ」
ｼｵﾝ「いや、気になってさ。ちょっといい？シンクも呼んでるから」
ｱﾏ「それ、元から話す気じゃん」
ｼｵﾝ「とりあえず俺らの部屋来てよ」
ｱﾏ「わかった」
2人はシオンとキハダの部屋へと向かった
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