V.I.P.

Episode13 ページ13

「 やっと会えたな 」



『 .. はい ？ 』



「 君を連れてくるように言ったの陣さんなんだよ 」



『 陣さん ？ 』



「 俺のこと . 俺が壱馬に頼んで君をここに連れてきたんや 」




「 あ . ちなみに俺は山本彰吾ね 」







「 Aちゃん大丈夫 ？ 」



慎さんに顔を覗き込まれふと我に帰る

一度にたくさん言われすぎてフリーズしてたらしい私はみんなから見つめられていた




「 俺らが困らせてもうたな 」



「 ごめんね . 大丈夫 ？ 」



『 あ 、大丈夫です 』



優しく問いかけてくれた彰吾さんのおかげで少し落ち着いた



「 その首元のは誰に付けられたん ？ 」



と思えば壱馬さんに問い詰められる




『 いや .. これは 』


樹さんだと言っていいのか分からず口籠る




「 健太はね北人だと思う 」




「 俺は陸さんだと思った 」




「 俺も陸さんかな 」




「 僕は海青さんだと思いました 」




「 意外と北人とか怪しいな 」



勝手に繰り広げられる推理を聞いているけど樹さんの名前が出てくる気配は無い .









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「 それ付けたの俺ですよ 」

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