白に赤の斑点 ページ31
ダ「ふむ、熱はないようだ。風邪ではなさそうだぞ」
ナ「身体の中に何かがいる、か。様子を見るしかないな」
セ「……体の芯が熱い………エラム、何でもいいから飲み物持ってきて〜…」
エ「少しお待ちください！((ﾀﾀﾀｯ」
あの後ダリューンに頭痛の事を話した。
今はナルサスの部屋でくつろいでいる。
ナルサスは医学をかじっている。何かあったらすぐ診られるようにここにいろ、と言われたが、正直言って絵の題材にされるから嫌だ←
まあ一人で過ごすよりずっと良いし、あたし達の関係を知っているナルサスとエラムの前でなら遠慮なく
いじられたら無視すればいい←本音
ナ「フッ。まるで子猫だな((ｶｷｶｷ」
ダ「ナルサス貴様！セレンを画材にするな！」
ナ「良いではないか！おぬしらは人前でイチャつかんからな。こんな滅多にない機会を逃してたまるか！((ｶｷｶｷｶｷ」
セ「ナルサス……アルフリードとイチャイチャできないからって嫌がらせするのはやめてよ………」
ナ「んなっ！！」
反論するナルサスをよそにダリューンにもたれかかる。
全重心を預けてもよろめかない彼のたくましさにひどく安心して、あたしは目を閉じた。
ダ「本当に大丈夫か？仮眠するか？」
セ「ん、いい。大丈夫((ｽﾘｽﾘ」
甘えん坊セレン全開である。
首筋に頬をすりつけるあたしを、ダリューンはそれは愛しそうに見つめた。
ナルサスが空気になっている気がするが、それは気にしないで←
ナ「………ところでセレンよ。お前の首筋に赤い痕があるが、それは何だ？((ﾆﾔﾆﾔ」
セ「ゴフッ！！？///」
エラムに差し出された石榴酒を盛大に吹き出した。ダリューンも同様である。
エ「本当だ。セレン様の首に赤い痕が……」
セ「こっ、これは虫に刺されたのよ！
「ほう、首筋にたかる虫だったのだな。他にも３ヵ所同じような痕が見えるぞ」
………ッ！！？？/////」
セレンの白い首に痕は点々とついていた。
それは大小様々で、濃淡差がある淡い赤色をしていた。
ナ「もしやおぬしら、昨夜ついに…「それ以上喋ったら、貴方の喉に絵の具流し込むからね！！」おっと危ない((ﾆﾔﾆﾔ」
エ「？」
全て理解した腹黒いナルサスは創作を再開し、純粋無垢なエラムは小首をかしげた。
……だが、しばらくして事実内容を悟った少年は顔を真っ赤にしたという。
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ニーサc(プロフ) - うぅ写真今までのやつもこれも見れない…(´；ω；｀) (2018年8月29日 17時) (
レス) id: f6874ea2f4 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - 咲柄 沖さん» ありがとうございます！続編どんどん書いていきますよ！お楽しみにっ！ (2016年5月16日 20時) (レス) id: 11427c146d (このIDを非表示/違反報告)
咲柄 沖(プロフ) - 咲きさん！いつも楽しく読ませてもらっております。この度は7章突入おめでとうございます。ハラハラドキドキ更新がひたすら来るのを待ちわびていました。勿論続編も読ませて頂きます。これからも更新頑張ってください (2016年5月15日 22時) (レス) id: 7ae002d76e (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - ダ「頼むぞジーニアス……師として顔向けできん」 (2016年5月15日 19時) (レス) id: 11427c146d (このIDを非表示/違反報告)
ワイバーン(プロフ) - ジ「分かりました。言わないでおきましょう。クスクス」 (2016年5月15日 5時) (レス) id: 0ab8e72630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲き | 作成日時：2016年4月10日 19時
