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黒蝶戦姫 ページ18

アル「お、男らしい…」



メ「女なんだけどなぁ……セレン様、そんな格好で物騒な事言わないでください」



ドカッ グシャッ ゲシッ ボキンッ



メ「聞いて」←





自分の侍童(レータク)の呟きは生々しい音にかき消された。



彼女の白い美脚は宙を舞い、見事な弧を描いて敵をほうむる。



一撃必殺。



駆け抜け様にとは思えぬほど的確、正確に急所を突き、倒していく。





アル「ちょっとー、エグいよセレン。顎とか首の骨とかそんなに折らなくったってー」


メ「言っても無駄だよ……戦いに夢中になってるから」


アル「武器使わずにこんな大勢を一瞬で…ほんっと凄いよね。それに、綺麗だ」








舞うように………空気と共に流れるような腕、足、黒紫の衣。






時に業火のように激しく


時に流れるように


時に蛇のように身体を大きく、くねくねとしならせて


時に蝶のように宙を舞う。







ガ兵「何だあの踊り子は!敵なのか!?」


ガ兵「黒い…………蝶…………黒蝶(ラニマ)…!」





後退りする兵達のうち、一人がポツリと呟いた。





ガ兵「黒蝶戦姫(ラニマ・セノーヌ)……!!ぅ、がッ!?」



顔骨が砕ける音がした。




セ「"黒蝶戦姫"か。しゃれたことを言う………その蝶に道を開けてはくれまいか?」




黒蝶は兵が手放した剣を取り、腕を垂らすように構えた。











ガ兵「くっ……かまうな!殺れ!」


セ「馬鹿。もう殺ってしまったわ」





シュンッ ゴジュゥッ!









一切の無駄も慈悲もない。



だからこそ恐ろしく、美しい。





黒蝶がとまった花達は、無慈悲な一撃のもとに乱れ散っていった。




セ「ッ殿下!……ジャスワント、何故ここに」


ア「は………ぇえ!?おぬし、ディアルなのか!?///」


ジ「サリーマ様を避難させ終えましたので、次はアルスラーン王子を安全な場所に連れていこうと」






赤面する殿下と殿下の手をひくジャスワント。




メ「セレン様、先に行かれませ!ここらの兵は私達が足止めします故!」


アル「殿下を頼むよーー!!」




後方から二人の大声がした。



***************



画像貼れました!



お騒がせいたしました。



これが黒蝶の踊り子の衣装でーす!!



色が分かりにくくてすみません!



今回はカラコピ使いました。

猛虎将軍→←セ「結局こうなるのか…」



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ニーサc(プロフ) - うぅ写真今までのやつもこれも見れない…(´;ω;`) (2018年8月29日 17時) (レス) id: f6874ea2f4 (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - 咲柄 沖さん» ありがとうございます!続編どんどん書いていきますよ!お楽しみにっ! (2016年5月16日 20時) (レス) id: 11427c146d (このIDを非表示/違反報告)
咲柄 沖(プロフ) - 咲きさん!いつも楽しく読ませてもらっております。この度は7章突入おめでとうございます。ハラハラドキドキ更新がひたすら来るのを待ちわびていました。勿論続編も読ませて頂きます。これからも更新頑張ってください (2016年5月15日 22時) (レス) id: 7ae002d76e (このIDを非表示/違反報告)
咲き(プロフ) - ダ「頼むぞジーニアス……師として顔向けできん」 (2016年5月15日 19時) (レス) id: 11427c146d (このIDを非表示/違反報告)
ワイバーン(プロフ) - ジ「分かりました。言わないでおきましょう。クスクス」 (2016年5月15日 5時) (レス) id: 0ab8e72630 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲き | 作成日時:2016年4月10日 19時

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