私の夢だった【A3!】 (ページ23)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:71,946 hit

キッチンページ23

ただいま!とドアを開けて言えばパタパタいづみが走って出迎えてくれる

「おかえり、お姉ちゃん買ってきてくれた？」

「もちろん」

「ありがとう！あ、紬さんもありがとうございます」

「いえ！」

ついで…か。と落ち込む紬くんにキュンと来たのは母性だろうか？

「そうだ、今日は話しておきたい事があるの」

「あぁ、春組のね?」

紬くんといづみは分かっているようだけど私は分からない

「えっと…とりあえずこれ冷蔵庫に入れてくるね」

「うん、ありがとう!」

キッチンに入るとカレーの匂いが充満していた

換気扇もつけないでカレー作ったのかな？

中にしまってから換気扇をつけて窓を少し開ける

「Aくんではないか、お帰り」

「誉くん!ただいま」

「今日は一段と匂いがする様だが監督くんは何をしたのかね?」

「う〜ん私もそろそろ辞めさせないと!一応換気扇を付けたけど…」

「ふむ、そうした方が良いだろうね。ワタシは密くんのマシュマロを取りに来たのだよ」

毎日食べて飽きないのかね？なんて言いながらもいつも買って来てストックを切らさないのは流石だと思うよ

「いつもご苦労様」

「どうってことは無い。最近は手慣れたものだ。それにお互い様だろうに…監督くんは周りを巻き込むからどうしょうもない」

…言い返したいけど返す言葉がない！

「強制するのは可哀想だからなぁ…頑張るよ」

「期待しているよ。成功した暁には私の詩をプレゼントしよう」

「あ、ありがとう」

あんまり誉くんの詩の意味が分からないんだよね、響きはとてもキレイだけど

「もうすぐで夜ご飯だから密くんにマシュマロ食べさせないでね、じゃあね」

そう言い残して自室に戻り買ったばかりの本を机の上に並べて服をしまうと太一くんがよるご飯を知らせてくれた