【35時間目】青春！巨人中学校�� ページ35
Aside
「ほら、食え。」
突如、私の視界が
白い何かによって遮られる。
一歩下がってよく見れば、
『これって…』
それは白くてふわふわのわたがしだった。
『どうして…』
夏祭りなんて興味ないって言ってたのに。
「…お前が来るかも…と、
どこかで期待していたのかもしれない…」
『ぇ…』
その意外な返答に、
先輩の顔を覗き込むように見るが、
様々な色に変化する花火の光を浴びて
彼の表情はよくわからなかった。
でも嬉しい。
リヴァイ先輩も
私と同じ気持ちだったんだとわかったから。
先輩は自分の顔を隠すように
私の顔の前にわたがしを突き出す。
「どうせ、
ろくに屋台も回らずここに来たんだろう。」
『だって…先輩と花火が見たかった…から…』
だんだん小さくなる語尾。
「そうか」
彼の返事はいつもと同じ
ぶっきらぼうなものだった。
勢いよく夜空に咲く色とりどりの花火。
そしてそれは一瞬にして散ってゆく。
たった３年の
儚い私達の中学校生活のように。
夜空を見上げる私達の間に
言葉はなかったが、
互いの手は自然と繋がれていた。
私は…
この青春のひとときを貴方と過ごしたい。
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Ester(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます。本編ではあまり書けない可愛いところも書いていきたいと思います。更新頑張ります！ (2020年5月11日 2時) (
レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - 天雪さん» ありがとうございます。気づいてもらえるか心配だったのでとても嬉しいです！ (2020年5月11日 2時) (レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 面白いです。夢主に振り回されてるリヴァイかわいいですね。更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月10日 19時) (レス) id: e495d80177 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 本家同様、本編と同じセリフがちょいちょい入ってくるのが最高です！ (2020年5月8日 21時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - ☆。.:MIRU＊・゜さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月10日 16時) (レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2020年3月30日 16時
