【20時間目】勝負！巨人中学校 ページ20
Aside
ある日の放課後。
下校途中の私は
巨人に追われる女子生徒を見かけた。
制服からして他校の生徒。
そして彼女を追いかける巨人は２体。
エレンと同じ緑の瞳を持った彼女は、
強気な性格のようで
「何だテメェら！」
と、巨人相手でも全く動じない。
その口の悪さは
リヴァイ先輩を思い出させる。
あんなに強気だし、心配ないかもしれない。
でも、２対１じゃ分が悪い…
『…』
結局、私は助けに入ることに。
私達は１体ずつ
巨人のうなじに蹴りを食らわせ、
あっという間にその場は片付いた。
「サンキュー、助かったぜ！」
赤毛の彼女は
満面の笑みを私に向ける。
「俺は進撃二中の
イザベル・マグノリア！アンタは？」
『私はA…』
「A、アンタ強いんだな！
なぁ、今度俺と勝負してくれよ！」
『…』
え…？どうしてそうなるの…？
『え…えっと…』
大きな緑の瞳を輝かせ詰め寄る彼女に
困惑していた時、
「オイ、イザベル！
勝手にいなくなんじゃねぇよ。」
突如現れた男子生徒が
私からイザベルを引き剥がした。
「何すんだよ！ファーラン！」
イザベルがファーランと呼ぶ彼は
「すみません、コイツバカなんで。」
と、私に謝罪しながら
引きずるようにイザベルを連れて
来た道を戻っていった。
『…』
なんだったんだろう…あの子…
次の日。
朝、学校に着いた私は
いつも通り下駄箱を開ける。
ﾋﾗ
と、同時に中から何かが落ちた。
『？』
足元を見ると
そこには白い封筒が。
怪しく思いながらも中身を確認すると、
『こ、これは…』
お世辞でも綺麗とは言えない字で
“果たし状”
そう書かれていた。
裏には律儀に
“イザベル”と差出人の名前まで…
『…』
見なかったことにしよう…
私は封筒をそっとカバンに入れ、
教室に向かった。
しかしイザベル本人は
本気だったらしく、
彼女のアピールはしばらく続いた。
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Ester(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます。本編ではあまり書けない可愛いところも書いていきたいと思います。更新頑張ります！ (2020年5月11日 2時) (
レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - 天雪さん» ありがとうございます。気づいてもらえるか心配だったのでとても嬉しいです！ (2020年5月11日 2時) (レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - 面白いです。夢主に振り回されてるリヴァイかわいいですね。更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月10日 19時) (レス) id: e495d80177 (このIDを非表示/違反報告)
天雪(プロフ) - 本家同様、本編と同じセリフがちょいちょい入ってくるのが最高です！ (2020年5月8日 21時) (レス) id: 9e97a6dad3 (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - ☆。.:MIRU＊・゜さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月10日 16時) (レス) id: e396f20142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2020年3月30日 16時
