6. 心配性�� ページ6
リヴァイside
Aが帰ってきたのは
陽が傾き始めた頃だった。
廊下を歩いていると
ちょうど団長室から
Aが出てきた。
『あ、兵長。
お疲れ様です。』
「なにがお疲れ様だ。
俺の了承もなしに
勝手に仕事を引き受けやがって。
行く前に報告ぐらいしやがれ。」
『すみませんでした』
今日はやけに素直だな。
「まあいい。それよりお前
昼には戻るんじゃなかったのか。」
『はい、そのつもりだったんですけど…』
Aの話によると
頼まれていた仕事は
すぐに終わったが
その帰りに
迷子のガキを見つけたらしい。
放っておくわけにはいかず
家まで送り届けたら
遅くなったと。
少しでも心配した俺がバカだった。
「相変わらずお人好しな奴だ。
そこらの憲兵に
預ければよかっただろう。」
Aは
『そうですけど…』と
眉を少し寄せて
ムッとした顔をした。
Aは
憲兵嫌いなところがある。
無駄に関わりたくなかったんだろう。
『でも、そのおかげで
良いこともありました。』
そう言いながらAは
お菓子の入った袋を
俺の目の前に突き出した。
『家まで届けたお礼に
これを貰いました。
兵長も食べますか？』
こいつ、全く反省してねえな。
「ああ、食うから
さっさと部屋に戻って紅茶を淹れろ」
『はい』
Aは
足早に部屋へと向かう
俺の後ろで
満足げに微笑んだ。
「おい、お前まさか
これで許してもらえると
思ってねえだろうな。
明日の訓練はいつも以上に厳しいぞ。
覚悟しておけ。」
『うっ…、はい…』
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Ester(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年7月31日 12時) (
レス) id: 3a0388d4ae (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO - 凄く面白いです。更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - リヴァイ好きさん» ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年7月19日 13時) (レス) id: 27b2c4c282 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ好き - 面白い！！！！！ 続き楽しみにしてます 早く更新願っています (2019年7月18日 22時) (レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2019年7月18日 5時
