16. 捕獲作戦�� ページ16
リヴァイside
俺たちは捕獲した巨人を荷台に乗せ
撤退の準備をしていた。
「兵長！」
グンタが焦った様子で
こちらに走ってきた。
「なんだ」
「近くに巨人が！」
「あ？どこだ」
周囲を見渡すが
巨人の姿は見当たらない。
「巨人の姿を確認したわけでは
ないのですが
Aが巨人がいるから
早く撤退を、と」
「アイツはどこだ」
「兵士が戦闘中かもしれないと言って
1人で巨人のいる方へ…」
Aの野郎、また先走りやがって。
「準備が出来次第撤退しろ」
班員にそう伝えると
馬に飛び乗り、Aの後を追った。
Aの向かった方へ急いでいると
前方から兵士が1人
馬でこちらに向かってきた。
後ろには負傷した兵士を乗せている。
「リヴァイ兵長！」
「無事か」
「はい！しかしA副官が
まだ戦闘中です。
負傷者を連れて先に行けと…」
「チッ」
兵士にハンジたちと合流するよう伝え、
煙が上がる方へ馬を走らせる。
そこには数件の民家があり、
既に巨人を倒したと思われる
蒸気が上がっていた。
立体機動で家の陰から飛び出してきたAを見つけ、
俺も立体機動に移る。
残る巨人はに2体。
Aが1体のうなじを削いだのと同時に
俺はもう片方のうなじを削いだ。
『兵長！』
Aは驚いたように俺を見る。
「勝手な行動をするなと
さっき言ったばかりだろうが。」
こいつはたまに
ひとりで先走ることがある。
仲間を助けるためとなれば特にそうだ。
『あと少しでも遅れていれば
彼らは助かっていませんでした。
正しい行動だったと思います。』
その上、こいつは口答えしやがる。
「チッ、続きは帰ってからだ。
早く馬に乗れ。」
他の奴らと合流するため
俺たちは馬を走らせた。
Aが1人で行ったと聞いて
俺はすぐにここへ向かった。
あの時、俺は焦っていたのか？
こいつの実力はよく知っている。
ここまで焦る必要はなかったはずだ。
馬に乗りながら
そんなことを考えていた。
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Ester(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年7月31日 12時) (
レス) id: 3a0388d4ae (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO - 凄く面白いです。更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - リヴァイ好きさん» ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年7月19日 13時) (レス) id: 27b2c4c282 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ好き - 面白い！！！！！ 続き楽しみにしてます 早く更新願っています (2019年7月18日 22時) (レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2019年7月18日 5時
