15. 捕獲作戦�� ページ15
Aside
『ハンジさん！
私が巨人を引きつけます。
ハンジさんは捕獲装置の方へ！』
「A！
ああ、頼んだよ！」
ハンジさんはそう言うと
罠がある方へ飛んでいく。
私は巨人に捕まらない
ギリギリの距離を保ちながら
罠の方へと誘導する。
一歩間違えば
あっという間に
巨人の腹の中だ。
「Aー！こっちだ！」
私が声のする方へ方向を変えると
巨人も私の後をついてくる。
ﾊﾞｧﾝ
私が罠の仕掛けられている民家を横切ると
ハンジさんが捕獲装置を発射した。
見事に網は巨人に命中し
巨人はその場に倒れ込む。
私は間一髪その場を離脱し
近くの屋根に突っ込んだ。
「A、大丈夫！？」
『うん』
心配して駆け寄るペトラに
私は答えた。
「おいクソメガネ
勝手な行動取るんじゃねえ。
お前もだ、A。」
ハンジさんに説教する兵長は
ちらりとこちらを見た。
『すみません』
ﾊﾟｧﾝ
作戦成功の信煙弾が撃たれる。
「撤退準備に取り掛かるぞー！」
新たに巨人が来る前に
急いで撤退の準備にかかる。
私も準備を手伝うため
屋根から降りようと立ち上がると
視線の端に異変を感じた。
異変を感じた方を見ると
少し離れた所に数件の民家が。
しかし
巨人の姿はなく
特に異変もないようだ。
「A！
早く撤退準備に取り掛かるぞ」
遠くを見つめたまま
動こうとしない私に
グンタが声をかけた。
見間違いだったのだろうか。
私はもう一度
遠くの民家に目を凝らす。
『…！ 煙が…』
家の陰から微かに煙が見えた。
『巨人がいる！早く撤退を！』
「え？」
『戦闘中かもしれない。
私は様子を見てくる！』
グンタにそう言い残すと
私は馬に飛び乗り
煙が見えた方へと急いだ。
「A！」
グンタが私を呼び止める声なんて
聞こえていなかった。
『お願い、間に合って…』
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Ester(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年7月31日 12時) (
レス) id: 3a0388d4ae (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO - 凄く面白いです。更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - リヴァイ好きさん» ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年7月19日 13時) (レス) id: 27b2c4c282 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ好き - 面白い！！！！！ 続き楽しみにしてます 早く更新願っています (2019年7月18日 22時) (レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2019年7月18日 5時
