2. 朝のひととき ページ2
リヴァイside
ｺﾝｺﾝｯ
『おはようございます、リヴァイ兵長』
そう言って入ってきたのは
俺の補佐官であるAだ。
『そんなに睨んでも書類は無くなりません』
Aが抱える書類の束を
無意識に睨んでいた俺に
Aは真面目な顔で言いながら
書類の束を俺の机に置いた。
Aはあまり感情を表に出す方ではない。
いつも冷静沈着で、頭もキレる。
その上、立体機動の腕も申し分ない。
だから、壁外でも安心して
背中を預けられる。
ひたすらペンを走らせた俺は
ふと、時計を見ると
２時間が経過していた。
そろそろ休憩しようと思っていると
『兵長、紅茶淹れますね』
俺の心を読んでいるかのように
Aはそう言い、席を立った。
Aのおかげで仕事も随分楽になった。
お前は本当に優秀な補佐官だ。
Aが淹れる紅茶の心地良い香りが
部屋に広がる。
『どうぞ』
この時間は俺に
束の間の平和を与えてくれた。
『もうすぐ壁外調査ですね』
そんな束の間の平和から
現実に俺を連れ戻したのは
Aだった。
「ああ、そうだな」
『今朝、ハンジさんが被検体の捕獲作戦を
思いついたと騒いでいました。
そろそろここにも来る頃だと思います。』
ﾊﾞｧﾝｯ
Aが言い終わるのと同時に
部屋の扉が勢いよく開かれる。
「おっはよー！今日もいい天気だね！」
そいつの登場により
朝の静かなひとときは終わりを迎えた。
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Ester(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年7月31日 12時) (
レス) id: 3a0388d4ae (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO - 凄く面白いです。更新楽しみにしています。頑張って下さい！ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
Ester(プロフ) - リヴァイ好きさん» ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年7月19日 13時) (レス) id: 27b2c4c282 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ好き - 面白い！！！！！ 続き楽しみにしてます 早く更新願っています (2019年7月18日 22時) (レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ester | 作成日時：2019年7月18日 5時
