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『刺激しないように距離取って待っててね』

''分かりました。あ!''

『あ!?あって何?どうかしたの?』


彼女から返事は帰ってこない
Vエリアにもそこそこお客様はいるし
警備員もいるから大丈夫だとは思うが


Vエリアに続く廊下を爆走している時
マスターを任せた同期からインカムが入る


''佐倉さん取れますか?''

『はい、佐倉取れます』

''なんか大丈夫そうよ''

『え?』

''行けば分かるけど不審者じゃないって''

『マネージャーには?』

''こっちから連絡しとく''

『私V行った方がいい?』

''んー、行かなくても大丈夫だけど、まあ行った方がいいんじゃない?''



なんだが歯切れの悪い最後だが
不審者では無いらしいのでVエリアへ行くか悩む
もうVエリアはすぐそこだ

どうしよう…



''佐倉さん!来てください!来て欲しいです''



迷っていると後輩ちゃんからインカムが入り
息を整えながらVエリアへ続く扉を開ける

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作者名:ゆき | 作成日時:2023年2月4日 21時

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