27 ページ29
3人で手をぎゅっと繋ぎゆっくりと後ろを振り返る
「きゃぁああ!!」
「わあああ!!」
『〜〜〜!!!!』
後ろを振り返り一瞬その姿を見るや否や
私たちは悲鳴をあげて前へと逃げる
「無理無理無理無理無理無理」
『え?え?』
「聞いてない!聞いてない!」
「てってれ〜」
パニックになる私たちを余所に
パネルを掲げるぴぃ子の担当
''サプライズ大成功''
サプライズすぎる!
「インタビューを受けている時に本人が現われたらどうする!?サプライズでした〜」
と宮田くん
「まさか一発目から俺たちのファンの子に当たるとは思ってなかったけど」
と二階堂くん
「玉森じゃなくて俺を選んでくれてありがとう」
と千賀くんが亜美に微笑むと
感極まったのか泣き始める亜美
私達も千賀くんも焦ってしまいオロオロしていると
藤ヶ谷くんがスタッフさんからティッシュを受け取り
こちらに渡してくれた
その横顔をチラリと盗み見すると
やっぱり美しすぎて心臓がギュンっとなった
見つめすぎたのか彼が私の視線に気付き
パッと目が合う
逸らすことも出来ず数回瞬きをすると
彼がふわりと微笑んでその視線を隣にいる横尾さんへ戻した
110人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆき | 作成日時:2023年2月4日 21時