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戦場ヶ原や羽川に聞いたところによると、この物語で初めて僕が
助けて欲しいと言われて助けた話らしい。
「だって、阿良々木君って誰でもすぐに助けちゃうじゃない」
というのが戦場ヶ原の意見。まあ、それは置いといて
とにかく、話を聞いてみることにした。
「やっぱりなにか悩んでんのか?」
「えっと、まあ悩み事みたいっていうかちょっとした怪奇現象っていうか」
そういってあはは・・・何言ってるんだろ、私。とか言って微笑む彼女に危うく惚れかけた。
ということは戦場ヶ原には内緒にしておこう。
「ちょうど、その問題に悩まされてる時に戦場ヶ原先輩に会って
それなら解決してくれるかも知れない人がいるって、先輩を教えてくれたんです」
「あいつそんなことまで・・・」
「いい先輩ですね」
いい・・・先輩なのだろうか。
確かに戦場ヶ原の中学校時代は華やかなものだったらしい。
でも今のあいつはそこまで人気があるとか、そうでもなさそうな感じなんだが・・・。
「んで、どんな感じなんだ?」
「はい?」
「だから、その、犬神に危害を与えるような怪異、って。
見えるんだろ?」
攻撃を受けるということはその怪異が見えていないとよくわからないものだろう。
戦場ヶ原の蟹だって、僕はもちろん忍野も見えないと言っていた。
「狼・・・」
「狼?」
狼って、日本には絶滅してしまってもういないあの動物か?
なんでそんなヤツが犬神を襲ってるんだ?
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E-cat(プロフ) - リンさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2014年9月20日 13時) (レス) id: 6eab1620fd (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 面白かったです。更新頑張ってください!応援してます。 (2014年9月20日 11時) (レス) id: 255abd4de2 (このIDを非表示/違反報告)
E-cat(プロフ) - 瞳さん» 本当ですか!?そう言われると、嬉しいです!!お互いにがんばりましょう!!! (2014年8月18日 21時) (レス) id: 83cf02c8ae (このIDを非表示/違反報告)
瞳(プロフ) - E-catさん» 頑張って下さいね!私はこの作品を見て物語シリーズの小説書いてみたんですよ!ありがとうございます!! (2014年8月18日 17時) (レス) id: 778eaaf3f5 (このIDを非表示/違反報告)
E-cat(プロフ) - 瞳さん» ありがとうございます!!更新、頑張ります!! (2014年8月11日 14時) (レス) id: 83cf02c8ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:E-cat | 作成日時:2014年7月10日 15時