＃89 ページ5
「っ...!?」
左頬が痛い。
リヴァイが本気で私の頬を叩いた。
「てめぇは馬鹿か？」
「...」
「調査兵団分隊長になってもまだ死んでほしくないだのなんだのわーわー喚いてんのか？
何しにここへ来た？
俺たちを守るためとは言わせねぇ、お前はウォールマリアを奪還するためにここにきたんだろ？
お前はここにガキみてぇに喚くためにここにきたのか？」
「ちがっ...そんなんじゃ...」
「だったら、てめぇの役目は俺たちの護衛か？
お前がやらなくちゃなんねぇことはそんなぬるいことじゃねぇだろ。
そんなこともわかんねぇんだったら、今すぐ帰れ!!」
っ...!?
リヴァイがこんなに怒鳴っているのは初めて見た。
あぁ...
私、なにやってるんだろう...
なにを勘違いしてたんだろう...
なんで絶対死なせない、なんて思ってしまったんだろう。
私は今ここにいる理由を見失っていた。
調査兵団に入った理由を忘れていた。
憧れたんじゃないか、
自由の翼を翻しながら自分たちよりも遥かに強い敵に立ち向かっていく姿に。
この残酷な世界に抗う姿に。
そうだ、この世界は残酷なんだ...
全ては
守れない。
「...ごめん
本質を見失ってた...
...もちろん...私もその作戦に
賛成だ。」
「......よし...話を進めようか。」
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はにゃ - 初コメ失礼します!話がどんどん進んで来ましたね！皆かっこよくて顔が真っ赤です、、､更新頑張って下さい! (2019年10月8日 11時) (
レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
ミックス - 面白いでーすテスト頑張ってください (2019年9月22日 11時) (レス) id: ef81631599 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことこと | 作成日時：2019年8月29日 12時
