【ハリーポッター】ペット以上知り合い未満。【親世代】【シリウス・ブラック】 (ページ8)

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‪𝐃𝐚𝐲‬6 ページ8

お昼休み

グリフィンドールとスリザリンが揉めていた。

ポッターとブラックが同い年のスリザリン生であるセブルス・スネイプにちょっかいをかけたらしいのだ。たまたまその場面に出くわしてしまった。

なぜそんなにスリザリン…特にスネイプに関わるのか。

嫌いなら放っておけばいいのに。

かくいう私もグリフィンドールが嫌いな訳では無いが、絡まれるとろくな事がないから出来れば関わりたくない。無難に先生を呼んでくるか、なんて思っていた。

「ちょっと！！やめなさいよ！」

私の友人が口を出してしまった。

スリザリンは仲間には優しい。スネイプを放ってなんて置けなかったんだろう。

「良かったなぁ、スニベルス。

女子が助けに来てくれたぞ。」

ポッターがニヤニヤ笑う。

流石に友人に手を出そうものなら私も許さないと思い、注意深く見ていたけれど彼らは私たちに魔法を使う気は無さそうだった。むしろ、スネイプを弄るのにこの状況は好都合と言わんばかりの笑みを浮かべる。

「女子に助けられるなんて恥ずかしくないのか」

「…黙れ、ブラック」

スネイプが杖を出す。それを見て、ポッターとブラックも杖を構える。

そこに、エバンズがやってきた。彼女は辞めるようポッターに言う。ポッターはそんなエバンズとなにやら話していて、こちらには構っている暇はなさそうだ。

「行きましょ、スネイプ
ここにいても彼らに絡まれるだけよ

それに下手にやり返してまたスリザリンの点を引かれたら面倒でしょ？」

私がそういうと、スネイプは渋々杖をしまい、踵を返す。

「おい、女子に助けてもらって逃げるのか？

情けない」

ブラックが声をかけてきた。

この発言には私も思うところがあったため、口を開こうとしたスネイプを宥め、私が口を開く。

「…女子とか男子とか関係なく、仲間を助けただけよ。

男だから女だからって差別しないでもらえるかしら、ブラック。ポッターもだけれど。

不快よ、貴方が嫌ってる純血主義の思想とそう変わらないわ。」

言いたいことだけ言って、私は友人とスネイプとともに足早にその場を後にした。

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