【ハリーポッター】ペット以上知り合い未満。【親世代】【シリウス・ブラック】 (ページ26)

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‪𝐃𝐚𝐲‬23 ページ26

誰もいない昼間の天文台に連れてこられ、座るように言われた。

「レギュラス、なんの用だったの？」

「実は、なんでもないです」

「……え？」

「Aさんと話したかっただけです、迷惑でした？」

今までそんな風にレギュラスから言われたことはなかったため、戸惑ったけれど嫌ではなかったため首を振った。

「そういえばこれ、Aさんが好きだって言ってたクッキーです
一緒に食べましょう」

「ありがとう！覚えていたの？」

「もちろんですよ」

レギュラスは気遣いが上手い。周りをよく見てる。

それでいて、純血主義を押し付けてくるわけではないため一緒にいて心地よかった。

年下とは思えないぐらいしっかりしている。

彼はスリザリンの中でも一目置かれる存在になるだろう。

「レギュラスってモテるでしょう？」

しかし、そう聞くとレギュラスは顔をくもらせる。

「いえ………兄には叶いませんよ

それに声を掛けられたとしてもブラック家に入るのが目的、みたいな方が多くて」

「レギュラスにはレギュラスのいいところがあるのにね」

「……Aさんがそう言ってくださるだけで嬉しいです」

レギュラスはそういいつつも、何か言いたげな曇った表情をする。

｢…やっぱり、用なかったっていうのなしにしてもらえませんか？

聞きたいことがあったんです｣

｢もちろん｣

レギュラスは小さく深呼吸をした。

そして、呟くように言った。

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｢……Aさんが猫になってまで寮を抜け出して会っていた相手は兄ですか？｣

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