【ハリーポッター】ペット以上知り合い未満。【親世代】【シリウス・ブラック】 (ページ25)

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‪𝐃𝐚𝐲‬22 ページ25

「最近逢瀬に行かなくなったよね」

お昼休み、友人とお昼を食べているとそんなふうに言われた。

「……だからそんなのしてないってば」

「だって、前みたいに夜寮を抜け出さなくなったじゃない」

「……それはそうだけど」

「その代わりに、レギュラス・ブラックといることが増えたわね」

友人はニヤニヤしている。

友人のいうとおり、レギュラスはあの日以来夜は私に付き合ってくれるようになった。おかげで少し、シリウス・ブラックのことは考える時間が減った。だからといって立ち直れた訳では無いけれど。

「……そうだけど、彼とは別に何ともないわ。」

「まぁ、いいけど。

あーあ、まさか兄じゃなくて弟の方だったとはね。」

兄という言葉にびくりとしたけど必死に隠して、だから違うといい返す。

「まぁ、いいわ。

レギュラス・ブラックならスリザリンだし。」

これは信じてくれなそう、とため息を吐く。

「噂をすればブラックじゃない？

しかも2人揃ってる。｣

珍しい、と目をまん丸にする友人。

確かに、私もレギュラスが入学してから2人でいるとこなんて初めて見た。シリウス・ブラックはレギュラスと縁を切ったんじゃなかったっけ。

その光景に、ただ釘付けになっているとレギュラスがシリウス・ブラックを置いてその場を去ろうとした。しかし、私と目が合うとこちらに向かってきた。

｢すみません、Aさんをお借りしても？｣

｢もちろん、どうぞ！｣

｢えっ？｣

友人はグイグイと私を押す。

レギュラスは困惑する私の腕を引っ張り、その場を後にした。

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