【ハリーポッター】ペット以上知り合い未満。【親世代】【シリウス・ブラック】 (ページ14)

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‪𝐃𝐚𝐲‬12 ページ14

「…ねぇ、前から聞きたかったこと聞いていい？」

談話室で魔法史のレポートと睨めっこしていたら、友人が話しかけてきた。

「なに？」

「Aってば、彼氏できたの？」

驚きのあまり言葉が出ない。

なぜそんな風に思われているの？

「え？いや、そんなことないけれど」

「嘘よ、消灯後よくどこかへ出かけてるの知ってるんだから！

で、相手はどこの寮？スリザリン？レイブンクロー？ハッフルパフ？…まさかグリフィンドールじゃないでしょうね？

あ、こないだシリウス・ブラックのこと見てたしまさか…？」

「いやいや、ありえないから」

まさかブラックの名前が出てくると思わなかった。

そっか、消灯後出ていくの見られてたのね。

変身術のことは一族に関わることだから誰にも言っていない。

変身のことバレるのも、こんなふうに変な噂立てられるのも嫌だから、しばらく外に行くのは辞めておこうと心に誓う。

「A、それでどうなの？

ブラックじゃなくとも他にいるんじゃないの？」

「だからそんなんじゃないの」

「ふーん」

友人は明らかに疑いの眼差しを向けていた。

この調子では本当に外に出るのは長らく無理そう。

私は小さくため息をついて、課題に向き直った。

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