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Tear14 ページ16
Aside
夜に呪文学の教室であの人を待つ、この時間が1番嫌いだ。
あの人とは……マーカス・フリント。
スリザリン生で、私の秘密を知る1人。
そして、秘密を利用して私に関係を迫った憎い男。
でも、そんな男の言いなりにしかなれない自分にも心底苛ついて、無力さを何度も恨んだ。
そんな男の言いなりになって、泣いていた時に現れたのは同じスリザリン生のドラコ・マルフォイだった。
彼もスリザリンだったから、てっきり私の秘密で楽しむのだろうと思ったけれど彼はそんなことは無かった。
秘密を知った上で、仲良くしてくれた。
……このことを知ったらドラコは私の事、軽蔑するのかしら、なんて考えていた時だった。
.
｢……マーカス・フリントなら来ないぞ｣
何故か、フリントの代わりにドラコがやって来たのだ。
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作者名：ソイみるく。 | 作成日時：2023年8月23日 22時
