【ハリーポッター】The Tear of Sandersonia【ドラコ・マルフォイ】 (ページ15)

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Tear13 ページ15

意味がわからなかった。というより信じたくなかった。

Aが、フリントの言いなりで…。

こいつが先輩じゃなかったら、聖28の中に入ってなかったら、突っかかっていた。

…しかし、冷静さをかいてはいけないと思い直し、なんとか抑えて笑みを浮かべる。

なんとなく話の展開は理解出来たが、念の為確信をついておく。

｢……弱味？僕も興味あるな｣

そういえば、フリントはお前になら教えると言ってくれた。

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｢あいつの家系、泣くと花を出すんだ。それは一族の秘密らしい。

面白いだろ？｣

……これで納得した。

涙が花なのが一族の秘密なのは初めて知ったが、Aが初めて僕を見た時に杖を向けるほど警戒したのはフリントと同じスリザリン生だったからだ。思えば、彼女は僕を見ると震えていた。あれもスリザリンだったからだろう。

そして、泣いていた理由はフリントに呼び出されていたから。しかも、用件は______________。

僕が驚かないのがつまらないのか、フリントは面白くない反応だなどとブツブツと文句を言いながら先に歩いていく。

そんな、フリントの後ろ姿を見ながら僕は杖を取り出す。

バレたら、と考えたがそんなヘマしなければいい。

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僕は、呪文を唱えた。

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