SUN3 ページ4
満月の日が終わったばかりだというのに、全く寝れなかった。
というのも、昨日のシリウスの告白のせいだ。
ソル……Aとのすれ違いも解消し、ダンスを踊ることが出来、自分に自信を持つことが出来たならAに告白をすると決めたちょうどその日。
シリウスがあろう事か、Aに告白をしたのだった。
シリウスは返事は待つとのことで、Aは返事をした訳ではないが彼の行動の速さには驚きが隠せなかった。
寮に帰り、Aと別れた後、言われたシリウスの言葉がずっと離れない。
「お前がAを好きなのは知ってる。
そっちがうかうかしている間にも俺は動くからな。」
その通り、彼は今日の朝にも動きを見せた。
あろう事か、大広間という注目を浴びる場所でAに告白した事、彼女が本命であること、そして今までつづけていた女遊びを辞めることを宣言したのだ。ジェームズを皮切りに、周りの生徒も2人のことを囃し立て始めた。
この状況は、かなり不快だった。
完全にシリウスのペースにはまっている。
それとは裏腹にこんなこと、僕には出来ないことだからそれを平然とやってのけるシリウスを羨ましいとも思った。
そんな中、朝食の途中だったはずのAは大勢に注目を浴びたのが恥ずかしかったのか真っ赤になって、出ていってしまった。それを見るなり、考えるよりも先に体が動いた。
僕がなんでもそつなくこなすシリウスに勝てることなんてほとんどないけど、少なくともただ傍にいて話を聞くことに関しては僕の方が適しているんじゃないか、なんて思いながら＿＿＿＿
前を走っていたはずのAに追いつき、彼女の名前を呼んで腕を掴めば真っ赤に顔を染めた彼女が振り向いた。
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ソイみるく。(プロフ) - ぴじゃもぐさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉です！是非アフターストーリーもよろしくお願いします🥺 (8月24日 23時) (
レス) id: 11fd7fd45f (このIDを非表示/違反報告)
ぴじゃもぐ(プロフ) - ここまで投稿お疲れさまでした!とても楽しく読ませていただきました!次の作品も楽しみに応援してます☺︎ (8月24日 22時) (レス) @page46 id: dcc46475b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソイみるく。 | 作成日時：2023年8月14日 19時
