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任務から帰ったあと、私は炭治郎に呼ばれた









『炭治郎、







話ってなに?』









「Aさん、ヒノカミ神楽について聞かせてください







知ってる範囲でいいのでお願いします」









炭治郎は真剣な眼差しで私を見てくる








「俺は、先の戦いで何もAさんを援護をすることが出来なかったです。







ッそれがとても悔しいです」








だからどうかお願いします と深深と頭を下げる炭治郎







『た、炭治郎、顔を上げて?』








『炭治郎、ごめんだけどヒノカミ神楽については私、分からない







だけどね、日の呼吸についてはよく知ってるわ』








炭治郎はごくりと唾を飲み込んだ




『日の呼吸はね、









最初の呼吸なのよ。









水の呼吸も雷の呼吸も全ては日の呼吸の派生なの







この私の命の呼吸もね








昔、鬼舞辻無惨を追い詰めた男もまた日の呼吸の使い手だったと聞いてるわ』









「Aさん

日の呼吸はどうやったら扱えるのでしょうか」






Aは首を横にふった









『分からない、








だけど聞いて炭治郎









貴方の大切だと思うものを守りたいという気持ちが






やがて大きな力に変わり、









いずれは日の呼吸を使える日が訪れるわ』









『これが使えるようになれば君は誰よりも強くなるかもね』









炭治郎の頭を撫でながら微笑み







炭治郎なら出来る





出来る子だ









と言うのであった。

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作者名:エル | 作成日時:2020年1月3日 14時

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