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(YOU SIDE)
「A、良く頑張ったな」
ミツの手が私の頭を優しく撫でてくれる。
誰でもいい・・・・・
私の存在自体を認めて欲しかった。
強がったフリをしていても、心の何処かでは『なんで私ばかりツライ思いしなくちゃいけないの?』って思ってて、やり場のない思いを何処にぶつけていいのかさえも分からなくなっていたから。
ミツはそんな私の味方でいてくれる。
『あ〜、この人に心置きなく頼れたら、どんなに楽なんだろうな』って・・・・・
でも現実を考えると、ミツは彼氏でも旦那でもない。
甘えたくても甘えるのもおかしい。
思わずミツの温かいぬくもりから離れてしまった。
「そろそろ寝るか?
A、お前はベッドにちゃんと寝ろ」
ミツは立ち上がり、私の手を引っ張って寝室へ連れて行こうとした。
『ミツがベッドで寝てよ。
ミツの家なのに私がベッドで寝るなんておかしいから』
一歩も引かない私に対して「あー!もう!! 俺がヤダって言ってんだからヤダの!!」と言ってミツも一向に引かない。
どうやらお互いとても頑固だと言う事が分かった。
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大好き - 北山さんの恋人になってみたい (2022年1月23日 6時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:める | 作成日時:2017年3月3日 4時