24 ページ24
(YOU SIDE)
ミツが仕事に行ってしまい、この広い部屋に1人取り残された私。
彼女でもない私が彼の部屋に居ていいものなのだろうか?
そう言えばミツに彼女が居るのかさえ分からない。
もし彼女が居たら私がここに居るのは非常にマズイ。
でも、部屋のあちこちを見回してみても女の人の影が無いほどそれらしきモノはまったく見当たらなかった。
『ミツが戻って来たら、なんとなく聞いてみようかな・・・・・』
とりあえずシャワーが浴びたくて浴室を借り、ついでにそのまま浴室も掃除しながら溜まっていた洗濯も洗濯機に入れて回した。
あっ、しまった・・・・・
つい、いつものクセで洗濯機まで回しちゃった。
後でミツに言っておかないとマズイよね?
さすがに洗濯だけは他の人にされるの嫌だって言う人いるし。
髪の毛を乾かしながら洗濯機が止まるのを待ちつつ、洗濯が済んだら着替えて気分転換に買い物へと出掛ける事にした。
髪を乾かしているとリビングに置いてある携帯から通知音が鳴ったのが聞こえ、見てみると早速ミツからメッセージ。
「仕事についた。 今何やってんの?」ありきたりのメッセージだけど、今の私にとっては忙しくてもこうやってメッセージをくれる事が何よりも嬉しかった。
シャワーを浴びた事とせっかくお世話になってるから晩御飯でも用意してあげようかなって思って、何が食べたいかって事も聞いてみる。
『ふふ。 肉じゃがと鯖の味噌煮ね』
やっぱり男の人って手料理に和食を選ぶのって定番なのね。
『了解』ってミツへ返事を返し
『あっ・・・・・ 洗濯しちゃった事も言っておかないと』
溜まった洗濯物を洗ってしまった事もミツに報告を入れた。
「ぜんぜん気にしなくていいよ」だって。
ミツってそういう所気にしないタイプなんだ・・・・・
洗濯機の終了を知らせるメロディーが流れ出し、乾燥まで終わった洗濯物たちをアイロンかけながら畳んでいく。
ミツの下着までアイロンかけて畳んでるあたり・・・・・
きっと彼女やファンの子達が知ったら絶対殺されるよね私。
ミツのパンツを両手で掲げながら背筋に身震いが走るのを感じた。
495人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
大好き - 北山さんの恋人になってみたい (2022年1月23日 6時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:める | 作成日時:2017年3月3日 4時