笑顔72 ページ26
.
「………藤岡Aさんの保護者はいらっしゃいますか?」
先生の言葉に俺たちは目を伏せた。
「こ、この人!」
「は!?」
「えーっと……
親とかそんなんじゃないけど
保護者だから!!この人!!」
.
ろんちゃんはそう言うと俺を前に出した。
「…そうですか。では此方に…」
「え、ちょ、待っ………」
.
.
.
「…Aさんですが………
かなり心臓が悪くなっています。」
「は………?」
なに言ってんだよ
こいつ藪医者か…?
.
「脈が不安定です。
気持ちが高まったり
激しい運動をすると脈が止まったり速くなったりします。」
あれ、確かAは体育の時に倒れたんだっけ。
.
この時の俺は何故か冷静だった。
「Aが助かる方法はあるんですか?」
.
.
「……心臓移植を…考えないといけないかもしれません…」
.
「心臓…移植…」
.
.
.
「…リスクは大きいですが
彼女が生きるためにはこれしかないかと…」
.
.
.
.
「あ、赤ティンさん。
A目を覚ましたよ。」
ろんちゃんは安心したのか少し微笑んでいた。
.
.
.
「…A……」
「ティンにぃ……」
.
「お前に話しておかないといけないことがあるんだ。」
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃたん。(プロフ) - ふろぅ。さん» いえいえそんな!!ありがとうございます!! (2014年9月14日 21時) (レス) id: b92183d612 (このIDを非表示/違反報告)
ふろぅ。(プロフ) - 話作るの上手ですね! 涙が止まらなくなりました(´д⊂) (2014年9月14日 12時) (レス) id: 58e6bf5924 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん。(プロフ) - 黒バスANDカゲプロloveさん» 本当ですか!?ありがとうございます!! (2014年9月13日 9時) (レス) id: b92183d612 (このIDを非表示/違反報告)
黒バスANDカゲプロlove - すごい感動しますね……(T . T)涙ボロっボロですわまじで (2014年9月10日 23時) (レス) id: b20dea0773 (このIDを非表示/違反報告)
みぃたん。(プロフ) - 電脳姫さん» ありがとうございます!! (2014年9月8日 6時) (レス) id: b92183d612 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:み さ 汰 。 | 作成日時:2014年8月11日 9時