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「…本物……だよな、A…嘘だろ、幽霊とかじゃないよなぁ…」
「……A…生きてるなんてっ！！本当によかった」
ドンは、私を見て亡霊路線を疑い
ギルダは私を見て、涙を流して
そんな姿を見て、私はギルダを抱きしめる
そりゃ、そうだよね
私は出荷されてるって聞かされているなら、尚更だ…
「…ドン大丈夫、生きてるよ、こんな状態だけれど
とりあえず、長居は禁物…手短に何が起きているか教えて」
私がそう尋ねると、ドンとギルダは説明してくれた
どうやら、今、”ノーマンの作戦”とやらを実行中らしい
エマの指揮の下、最年長に監視がいっているその隙に、下の弟妹で、逃げる準備をしているようだ
…ということは、他にもこのハウスの秘密を知っている子が沢山いるってこと…ね？
でも、二人が話してくれる内容は、どれも言葉足らずなものが多くて、イマイチ理解が出来ない
それもその筈、私はその記憶がないからだろう…
それを知っている上で二人は話してるのだろうから…
「…ごめん、何の話をしているの」
「…は？……いや、だから、Aがこの前ノーマンと下見した時の話を」
…下見……？
私がノーマンと下見をしたの？
「…ごめん、先に言っておくべきだった
私、9月中旬から11月3日までの記憶がないの
だから、ここ2ヶ月で何があったか知らない」
私が今、自分が置かれている状況を二人に説明すると、彼らは目を丸くさせて驚いた
「……え、は…、そんななんで…」
「…ほ、本当に覚えていないの…A」
「…うん、あんまり
さっき、少しだけ思い出したけれど、どれも断片的すぎて、詳細が分からない」
私がそう言うと、二人は更に不安な顔をした
ただでさえ、切羽詰まった状況なのに…協力できなくて申し訳ない
「あ…でも、
ママをここに足止めさせるとか、時間帯を決めてもらえれば、私も存分に協力するからっ
それに、”エマとノーマンとレイ”の3人もいるんでしょう！？
だったら、敵なしだね、みんなで脱獄できるよっ」
私は、できることは少ないけれど、
3人を頼って脱獄を必ず成功させて
と付け加えて言うと意味深な表情をして、ドンとギルダは顔を見合わせた
でも、それから数秒して
「っそうだな！
Aは生きてたし、本当によかったよ！」
「…できる限り、顔出すね」
二人は明るい表情に戻ったのでとても安心した
…でも
A”は”生きてたし…？
この言葉が妙に引っかかった
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キーさん(プロフ) - すごく素敵な作品だと思いました！！続きがとても気になります！更新待ってます！ (2021年7月26日 22時) (
レス) id: 1d2c287881 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 茉桜さん» わぁ！そう言って待っててくださってたのとっても嬉しいです(T . T) 待っててくださりありがとうございますm(__)m (2021年4月30日 7時) (レス) id: 6beefee80f (このIDを非表示/違反報告)
茉桜 - 更新きた！！まってました！！！ (2021年4月29日 21時) (レス) id: eb9aeee422 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 茉桜さん» 大変遅くなりました！今日から少しずつ更新していこうと思いますので、よろしくお願いします！ (2021年4月29日 13時) (レス) id: 41cbe0148b (このIDを非表示/違反報告)
茉桜 - 続き待ってます！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: e733f81bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2020年10月23日 3時
