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「…それで、ママ。話って何？」
呆然と立ち尽くすレイを背に、私はママの書斎に行くと、
ママは書類に目を通していた
私やノーマンの情報が書かれたものだろうか…
食用児一人一人にそういう書類があって、
一人を出荷させるために、そういった手順を踏まないといけないなんて
案外、鬼社会はちゃんとしてるんだな…なんて呑気なことを考えていた
ママは、一通り区切りが付いたのか、私が予定よりも早く来たからなのか分からないが、暫く様子を眺めていると、
「こっちへいらっしゃい」
と手招きされたので、おとなしくママと机を挟んだ位置に立つ
「…A、あなたこちらの社会で働いてみない？」
…呼ばれた時点でなんとなく察していた事柄
それは、所謂ママの推薦だろうか…？
でも、私はフルスコアなんて取ったことないし
ママを目指したいなんて思ったことなど一度もない
…これを断れば、私は出荷される？
あるいは、どこかの研究所で一生実験動物のような扱いを受けるのだろうか
「…それって、このハウスのママってこと？
私の成績じゃ到底無理でしょう？」
私がそう言うと、ママは笑った
「…そうね、残念ながら、Aのスコアではママにはなれないし、推薦もしてあげられない…
ママではなくて、このGF農園の内部で働かないかっていうお誘いが来ているのよ」
…それは、つまり、
このハウスだけでなく、ほかのプラントの出荷のお手伝いってことよね
そんなの…
「いやだ」
と即答した
するとママは、笑っていた表情を少し曇らせて、
「あなただって分かっているんじゃない？
この誘いを断ったら、あなたの道は出荷じゃない…
一生実験動物として、研究者たちに飼い殺される」
そこまで言うと、ママは立ち上がり、
分厚い本が並んでいる中の端にある薄い冊子を三つ取り出す
「……！」
“神に愛されたお姫様”…前にレイと一緒に見つけた絵本の表紙と一緒
「この絵本のことは、知ってるわよね？
ちょっと前にあなたがこの絵本を持ち出しているのを見ているから…」
…！！
そんなところまで見られていたのか…
「この絵本は、計三冊によって描かれている
絵本にしては、残酷に描かれているけれど、これは元々子供向けの絵本ではないのよ」
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あおい あお(プロフ) - れさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです！もっと魅力的な作品にできるように頑張ります(^^)/ (2020年10月21日 14時) (
レス) id: d4a24413d4 (このIDを非表示/違反報告)
れ(プロフ) - 夢主ちゃんが魅力的で、とても好きです、、読みやすいですし、、とってもおもしろいです！これからも楽しみにしてます、、！頑張ってください！らぶです！！ (2020年10月21日 0時) (レス) id: aa6293ecb2 (このIDを非表示/違反報告)
あおい あお(プロフ) - 我妻レイさん» ありがとうございます！！そのお言葉がとても嬉しいです、引き続き頑張ります( ´艸｀) (2020年10月20日 0時) (レス) id: f2491022db (このIDを非表示/違反報告)
我妻レイ - 続編おめでとうございます！！そうですね〜これから二期も始まるのが楽しみです！原作は終わっちゃったけど…頑張ってくださいね！(*^^*) (2020年10月19日 6時) (レス) id: 652a598782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいあお x他1人 | 作成日時：2020年10月18日 6時
