昼休み2(今吉)今吉side ページ9
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お昼休み、
早速、諏佐にゴメン言うてから屋上へと向かった。
途中で青峰と会った。
「おい。青峰、今日屋上くんなよ。」
「今吉サン、何でっすか?」
「Aとお昼やねん。」
「あ―――はいはい、分かりました。」
そう言って歩いて行った。
ワシも歩きだす。
屋上の扉を開く。
ガチャリと音が鳴った。
「あっ!今吉先輩、こっちです。」
かわいらしい声の方へ招かれる。
「おーすまんの。遅れて。」
「私も今きたとこだから大丈夫。あれ?諏佐先輩は?」
「あいつなぁ、先生に呼ばれてるらしくて無理らしいわ。」
『行かん』って言うとなんかあれやから誤魔化しといた。
「そなんだ。で、なんで立ったままなんですか?」
ワシは立ったまま。
「ん〜、あっ、そやそやちょっとA立ってくれるか?」
わけもわからず立つA。
立ったところにワシがあぐらをかいて座って‥‥
「ん、ここ座り。」
「えっ、あっ、私、重いし‥‥」
「バスケ部なめたらアカンで?毎日何のために練習してんねん。」
『ほら座り。』って言いながら彼女の腰に手を伸ばす。
「わっ。」
バランスを崩したAはうまいことワシのとこに座った。
「もぅ。こんなこと人に見られたどうするんですか?」
「ええやん。ワシらのラブラブなとこ見せつけよな。」
そう言ってAに抱きついた。
「ラブラブって。お昼食べますよ。」
ワシは抱きついたまま。
「??食べないんですか?」
「食べたいけど食べられへんねんなぁ。」
「手を離せばいいんじゃないんですか?」
「つめたいなぁ。察してや。」
「ん。はい。」
察してくれたみたいで卵焼きをあーんしてくれる。
「ありがと。」
そう言って口の中に入れる。
「甘っ!」
「甘いですか?そんなはずないんだけどな。」
「食べてみる?」
「うん。」
Aは卵焼きをお弁当から取ろうとする。
「そっちちゃうやろ?」
そう言ってキスする。
「んっ。」
口移しで卵焼きを入れる。
「どーや?」
「甘い‥‥です。」
Aの顔が真っ赤なのが可愛らしくてもう一度キスした。
ワシとAの甘い昼休み。
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涼香(プロフ) - ☆麻有☆さん» すいません。嫌なことを思い出させましたね‥‥‥ (2012年8月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
☆麻有☆(プロフ) - こんなこと元彼とあったな.... (2012年8月24日 15時) (レス) id: 28fa581b98 (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - 弥生さん» 黒子くん!あんまり書かないので上手かわかりませんけど、頑張ります!!! (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - まちょさん» いや、黒バスにならってコピーの魔法とか!氷の造形魔法ならそれをコピーして魔法が使える‥みたいな?かっこい―――。私は、グレイが好きかな? (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
まちょ(プロフ) - フェアリーテイルかぁーグレイかっこいいよね!魔法を使う黄瀬くん想像しただけでもいいわぁーwwちなみに黄瀬くんならどんな魔法かな?やっぱ王道の滅竜魔導士系?それともエルザみたいなかんじ? (2012年8月22日 14時) (レス) id: 7f3daf610f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月15日 13時