海デート2(今吉) ページ12
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「捕まえた。」
ニヤリと笑う彼に背筋がゾッとした。
「んー、どないしよ。お仕置き+罰ゲームかな?」
「どして?」
「だってかくれんぼやろ?捕まったら罰ゲームやん。」
「ちょっと待ってよ。私、逃げただけじゃん。」
「じゃぁ逃げた分の罰ゲームな?」
「私は逃げれないのね、罰ゲームから。」
そうなればと思い身をなげた。
「どーぞ。好きにすれば?」
「マジで?好きにしていいん!」
「さっさと終わらせて下さいな。」
「ふ〜ん。ほな、遠慮なく。」
そう言うとまず上に着てたラッシュガードのチャックを外す。
「ちょっと‥」
「『好きにしていい』やろ?」
今思えばとんでもない言葉を口にしたのではないかと思う。
「なんや、下はビキニやん。」
「だから、許し‥‥」
「許さんで?」
私の言うことは分かってるらしい。
すると突然、水着の紐を緩めだした。
「ちょっと‥‥」
当然、水着を手で押さえる。
手を離せば胸がすぐに見えてしまう。
「んじゃ、しらばくこのままでおってな?」
「何する気?」
「分かっとるくせに。」
そう言った後、今吉は私の首に吸血鬼みたいに噛みつく。
「いたっ‥‥」
今度は私の弱い耳を舌でなめる。
「ちょ‥‥や‥だ‥。」
「『やだ』ちゃうやろ?嬉しい‥やろ?」
「っひゃ!バカ‥」
そんなことお構いなしに最後は甘い力の抜ける長いキスをした。
「まぁ、罰ゲームはこれぐらいにしといたろ。」
私は喜びの笑顔を見せた。
「でも、お仕置きは残ってるからもう暫く辛抱してな?」
「えっ‥‥」
「今度はもっと長めやで?」
私は思った。
彼には逆らうべきではない‥‥と。
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涼香(プロフ) - ☆麻有☆さん» すいません。嫌なことを思い出させましたね‥‥‥ (2012年8月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
☆麻有☆(プロフ) - こんなこと元彼とあったな.... (2012年8月24日 15時) (レス) id: 28fa581b98 (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - 弥生さん» 黒子くん!あんまり書かないので上手かわかりませんけど、頑張ります!!! (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - まちょさん» いや、黒バスにならってコピーの魔法とか!氷の造形魔法ならそれをコピーして魔法が使える‥みたいな?かっこい―――。私は、グレイが好きかな? (2012年8月22日 15時) (携帯から) (レス) id: 8d1ce397fe (このIDを非表示/違反報告)
まちょ(プロフ) - フェアリーテイルかぁーグレイかっこいいよね!魔法を使う黄瀬くん想像しただけでもいいわぁーwwちなみに黄瀬くんならどんな魔法かな?やっぱ王道の滅竜魔導士系?それともエルザみたいなかんじ? (2012年8月22日 14時) (レス) id: 7f3daf610f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月15日 13時