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その28 ページ28

「この家は、組織も知らない...だがオートロックだから、1度でたら鍵がなきゃ入れないぞ」

玄関のドアノブを掴み、背中を向けたまま零はそう言って、すぐに出て行った。
それは彼なりに「此処で待ってろ」と言っているのだと気付いていたけど、私は1時間後、もう零はこの周辺にいないと確信してから工藤邸…赤井さんのところへむかった。

「で?俺はてっきり、君は降谷くんの家で待ち、ハッピーエンド...って流れだと思っていたんだがな」
「だ、だって私、もう零の彼女じゃない...それに、私だって抜けたとはいえシークレットの幹部だったんだし、逮捕されちゃう」
「(されないだろうな)そうか。」
「あと、赤井さんにも言いたい事があったの」

赤井さんがこちらを見たのを確認して、私は腰を90度まげるほど深く頭を下げた。

「助けてくれて、ありがとうございます。赤井さんのおかげで私はやりたかったことができた...だから、お礼をしたいんです。」
「...ホォー...」
「FBIなんだよね?私、情報収集とかなら役に立てると思う...私のこと駒だと思って良い、だから恩返しをさせて!」

すると赤井さんはなんだか楽しそうな声で「なるほど...体で返す、とそういうことか」なんて言い出したので思わず頭をあげてジト目をしてしまった。

「か、体は...まぁ一晩くらいなら付き合ってあげるけど...」
「は?...あぁ、君は頭が悪いんだな?」
「ひどい」
「そうじゃない、働いて返してくれると、そういう意味だよ」
「そ、そっか。そうだよね、赤井さん女性には困らなさそうだし」
「否定はしない。あともっと胸が大きい方が俺の好みだ。」
「なんか赤井さん私に辛辣じゃない?」

助けてくれた人だし文句言うわけじゃないけど私女の子なのに...もっと優しくしてくれてもいいのよ...?

「そうまで言ってくれるなら、君には俺の手伝いをしてもらおう。」
「!うん、頑張る!!」
「俺たちは今からペアだ。名前で呼ぶと良い」
「秀一さん?」
「ああ。そして俺はFBI、世界を股に掛ける組織だ...」

あれれ?なんか嫌な予感してきたぞ?世界??

「早速だが、君にはアメリカに飛んでもらう。降谷くんとは会えなくなるが、いいのか?」
「いいも何ももう彼女じゃないし...その方が忘れられそうだし、いいよ!」
「忘れる...ね。よし、新しい携帯をまず買ってこい。これが最初の仕事だ」
「ふふ、なにそれ!」

これできっと彼のことを忘れることが出来る。
私は軽い足取りでショップへむかった。

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れい(プロフ) - 復元してくださりありがとうございます!! 此れからの更新も待ってますね (2019年2月23日 21時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - れいさん» お早いコメントありがとうございます!!なんとかかんとか復元ができましたのでまた続編のほうで続きを書きます…!ありがとうございます(;ω;) (2019年2月23日 17時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - キャバ嬢 書きましょう!! (2019年2月23日 17時) (レス) id: 541088bf06 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - 陽香さん» ひええありがとうございます…!もっと更新できるように頑張ります!! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - ののいろ系女子さん» 最近降谷さんが出てきてませんがそろそろ出てきますので…!よろしくお願いします! (2019年2月20日 22時) (レス) id: 865c783a94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリス | 作成日時:2018年6月8日 9時

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