検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:176,438 hit

089)俺たちの夢1<YN side> ページ38

.



安藤様は俺達に何を伝えたいんだろう?




意味なく美味しい食事をご馳走してくれているだけのようには見えなかった。




お世辞抜きでとても美味しかった料理もデザートまで食べ終えて、一服した頃だった。







安藤「さて。では仕事の話をしようか。」




全員の表情が急に引き締まる。





Aさんも俺の言うことを聞きもらすまいと真剣に耳を傾けていた。








ユノ「安藤様。本契約の前に、お話しておきたい事があります。」




もうこうなったら包み隠さず全てを話すしかない。




安藤「何かな?」






ユノ「弊社との契約に、安藤様にとってリスクになるかもしれない事が発生しました。その話を聞いてから契約するかどうかをご判断いただけませんでしょうか?」



Aさんの通訳に安藤様も耳を傾ける。




安藤「いいだろう。話してみなさい。」






ドンヘ「こちらをご覧下さい」




事前に用意していた日本語で書かれた資料を安藤様の前に置いた。






ユノ「あらためてお話したことは無かったと思いますが…私は◯◯コーポレーション現社長の次男です。」



安藤「…」






ユノ「この度、時期社長になる私の兄と、◯◯財閥のひとり娘のソヨンさんとの婚約の話がまとまりました。事実上の業務提携となります。」




安藤様は表情を変えないまま、Aさんの通訳した言葉を聞き入っている。





ユノ「財閥絡みの会社と業務提携をすると言うことは、少なからず我が国の政治に業績が左右されるという事になります。有利に働く事もありますが、当然リスクも考えられます。」




ユノ「過去には関係の深い政治家が逮捕された事で、関連していた会社の株価が下落した事もありました。」




安藤「…」






ユノ「今日は、その事をお話させて頂きたいと思いお伺いました。業務提携の話はまだ公式には発表されていません。でも、必ず近いうちに発表されます。リスクを負う可能性がある以上、契約の延期や中止もやむ無しと思っています。」






しばらくの沈黙。



じっと俺の目を見ていた安藤様が口を開いた。








安藤「君たちを今日、ここに連れてきた理由がわかるかい?」




.

090)俺たちの夢2<YN side>→←088)料理の魔法<You side>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (412 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
408人がお気に入り
設定タグ:東方神起 , ユノ , ジェジュン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mari | 作成日時:2018年1月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。