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073)日本へ<You side> ページ23

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《…Aさん。Aさん?》




んん…誰?




耳元で聞こえるその低い声はとても気持ちが良くて、温かいお布団にくるまれているみたいな気分になる。





ユノ「Aさん。もうすぐ着陸だよ?起きられる?」





5秒間位時間が止まって







A「わっ!」




現実の世界に引き戻された。





A「す、すいません!」




結局、離陸してから着陸まで爆睡してしまった。





ユノ「大丈夫?(笑)Aさん。」




A「は、はい。すいません!少しだけ休むつもりが…」




ドンへ「おはよー!Aちゃん!よく寝てたね!」






ユノ「疲れてたんだろ?貴重な休日に付き合ってもらってごめんな。」





A「いえいえ。ぐっすり寝たらなんだか頭がスッキリしました。ファーストクラスなんて生まれて初めて乗ったし。」





ユノ「安藤様との面会は夜だから、その前に打ち合わせをしよう?機内食も食べれなかったしお腹すいたでしょ?降りたら食事に行こうか。」




A「はい。」









金浦空港から2時間と少し。



こんなに近いのに外国で、言葉も文化も違うんだよなぁ。




数年ぶりに降り立った日本の空港はとても綺麗になっていて驚いた。








ドンへ「うちの会社の日本支社の人に迎えを頼んだんだ。どこか美味いもの食べさせてくれる所に連れてってもらおう。」




お迎えに来てくれた朴さんはビックリするほど日本語がペラペラで。




通訳のために私が来る必要があったのかと思うほどに。



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作者名:mari | 作成日時:2018年1月31日 23時

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