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006)醜い顔 <You side> ページ6

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酔いというのは急にまわるもので。




後はデザートのみという時には胃はムカムカ、頭はフワフワしていた。







ユノ「Aさん大丈夫??もしかしてお酒ダメだった?」





A「いいえ!好き…れすよ…」




あれ?うまく口が回らない。







ユノ「化粧室に行く?一緒に行くよ?」




チョンさんに支えられてテーブルから立ち上がる。








あぁ 恥ずかしい…





クリスマスの夜に酔っぱらう女なんて、周りのカップルに好奇の目で見られても当然で





でもチョンさんは嫌な顔もせずに私を支えながら二人で化粧室に向かった。









ユノ「さすがにここから先は入れないからここで待ってるよ。」





A「はい…すいません…」






チョンさんを入り口に残してひとりで化粧室に入った。







彼女でもないのに。勝手に酔っぱらった私なんて放って帰ってもいいのに。



本当にいい人なんだな…









A「酷い顔…」




洗面所の鏡に写る自分の顔はとてもクリスマスを楽しむ女の顔じゃない。




惨めで…情けない女の顔だった。






化粧を直そうとバッグの中に手を入れると、電源の切られたスマホがコツンと指に当たる。





恐る恐る電源を入れてみる。




着信4件。





彼だ。見なくてもわかる。









A「う…ううっ…」




懸命に堪えていたものが崩壊した。




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007)心配 <YN side>→←005)待ちぼうけのクリスマス5 <You side>



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作者名:mari | 作成日時:2017年12月26日 0時

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