情熱的な夜 �� ページ34
スペイン語が出来ないのでヴィクトルに頼み、老夫婦に教えを乞う海咲に、老婦人が横でステップを踏んでくれ、それを真似をする海咲にぽんぽんと頭を撫でてくれる。
上手上手と手を叩いてくれる彼女に、嬉しそうに笑う海咲は孫の様だ。
数回見て覚えたヴィクトルは、しばらく海咲と老夫人のレッスンを見ていたが、今度は合わせてやってみようとホールドポジションを取る。
「・・・・身長差凄いよね」
「海咲、大丈夫だよ☆」
俺に任せて♪と微笑むヴィクトルは神妙に頷いた海咲を抱き寄せた。
くるくると楽し気に、まるで翅が生えたかの様に軽やかに舞う海咲に、勇利は『あ、これバレエの体の使い方してる』と噴き出す。
爪先でピポットターンや、顔の振り返り、手の動きなど基本がしっかりしているからこそ軽やかで、教えていた老夫婦は早い上達に驚きつつも歓声を上げる。
激しいのに、軽やかで楽し気な二人に人が集まって来て勇利はマズイかも知れないと悩む。
此処で止めても良いけれど、絶対ヴィクトルは不機嫌になるだろう。
此処で止めなかったら、もしSNSなどで拡散されたら海咲の仕事に影響するかも知れない。
どうしようかなぁ・・・と見つめていると、人の輪に気づいた海咲が立ち止まった。
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
