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あーあー、今私が変なとこで言葉途切れさせちゃったから私がパパって言ったって勘違いさせちゃったのか。
えっと……いや、てか声カッコイイ！イケボ！
尊すぎる……って今は萌えてるとこじゃなくて。
『あ、ごめんなさい！
し、死んじゃったパパにソックリで……』
サラッと口から出た言葉はもちろん嘘。
今世のmyfatherには会ったことないし、顔は写真で見たけど似てるとかもない。
甚爾くんほどじゃないけどまあダンディーだったよ。
「あ〜……そりゃぁ悪ぃな」
頭をガシガシとかきながらそう言うと、甚爾くんは、私の頭を軽くポンポンと撫でてくれる。
『は？(パパ黒に頭ポンポンしてもらえるなんて)死ぬんだが』
「え、あ、わりぃ……？」
やっべ。尊すぎるあまり口が勝手に……。
でも不意打ちでその行動はポイント高いよ甚爾くん。心臓撃ち抜かれる。
『あ、ヒモの甚爾くんにはこれあげるよ』
心臓にクリーンヒットした行動とあまりのイケメンさに混乱と尊さを持て余した結果、ビニール袋を探って中に入っていたリンゴを差し出す。
混乱とか言ってるけど文面普通じゃない？なんて言うなかれ。
せっかく呪術廻戦の世界来たのに悶えてたりして推しに引かれるとか嫌すぎて表情筋を動かさない練習したよね。
当の本人は差し出されたリンゴと私を訝しげに見ている。
「嬢ちゃん、何で俺の名前知ってんだ？
それにヒモってことも」
……
やッッッッッッべ
やっちまったーーー。ごじょるのときもやったよ！？本当に学ばないね私ぃ！？
『っやだなあ〜！
たった今自分で名前名乗ってたじゃないですかあ！記憶力どこに落としてきたんですか？頭とち狂ってますね！』
「いきなり口悪ぃな嬢ちゃん」
もう強行突破しかない。
畳み掛けるように口を動かせば甚爾くんは、そうだったか？なんて言って斜め上の方を見ている。記憶を探ってるんだろう。
探ってもしょうがないよ……存在しない記憶なんだからね……。
思わずチベスナ顔になって虚空を見つめる。
「まあいいや。嬢ちゃん名前は」
『あなたの名字をくだsげふんげふん
天露Aです』
「何か今すげぇこと言いかけなかったか？？」
おおっと危ないつい本音が。
言いかけてないですよお、と愛嬌振り撒いてぶりっ子しといたら納得してくれた。
「まあ、またな嬢ちゃん」
そう言い残して甚爾くんはぴゅんっとどこかに行ってしまった。
『……ぶっ』
尊すぎて鼻血でた。
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おかず(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。本当に励みになります！続編も合わせてお楽しみください (2022年12月19日 20時) (
レス) id: 61116f8e5d (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白いです…!!夢主ちゃんの心境に共感の嵐で雨あられ(は？)続編是非とも見たいです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2022年12月16日 20時) (レス) @page40 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
おかず(プロフ) - マリオットさん» 大好きだなんて、凄く嬉しいです！ありがとうございます。更新頑張ります！ (2022年11月20日 19時) (レス) id: 61116f8e5d (このIDを非表示/違反報告)
おかず(プロフ) - 一条ルナさん» 本当ですか？そう言って貰えると幸いです！今後もどうぞお付き合い下さい (2022年11月20日 19時) (レス) @page38 id: 61116f8e5d (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 一条ルナさん» 私もです。一条ルナさん！てことで作者様、需要あるのでよろしくお願いします！！私、この作品大好きなので。 (2022年11月19日 15時) (レス) @page36 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ | 作成日時：2022年8月19日 16時
